• ホーム(ORICON NEWS)
  • ORICON MUSIC TOP
  • 6つの音色が創り上げるカラフルな2ndアルバム「CITY」 SixTONESがイノベーションを起こす、そのビックバンが起こる寸前の輝きがここに!

6つの音色が創り上げるカラフルな2ndアルバム「CITY」 SixTONESがイノベーションを起こす、そのビックバンが起こる寸前の輝きがここに!

 SixTONESの1ST アルバム「1ST」は『オリコン上半期ランキング 2021』「作品別売上数部門」の「アルバムランキング」で首位を獲得。誰もが納得するスマッシュヒットを見せた。その真価が問われる2ndアルバム、コンセプトは「CITY」だという。どういうことだろうか。早速聴いてみた。期待半分、不安半分…。そして「驚いた」。歌の数だけ主人公がいる。その数だけ物語がある。そしてそれが交錯する場所が“街(CITY)”――。さらに洗練されたノンジャンル/ボーダレスな音楽と物語が、街のざわめきの中でカラフルに息づいていた。

SixTONESが“あなた”と過ごす日々を、時間の経過と共に

 アルバム「CITY」は「初回盤A」「初回盤B」「通常盤」の3タイプがある。共通楽曲は12曲。各形態ごとに曲順が変わっており、一日の時間の経過のように「どこから始まっても流れが楽しめる聴き方」を本アルバムで提案している。時間の経過を感じる=アルバムで曲の流れを楽しむことを提示するつくりは、ストリーミングが多いこの時代、かなり特殊ではないだろうか。

 では皆が手に取りやすい「通常版」を例にとって、この流れを説明していこう。「通常版」はまず「Night」パートから始まる。ジャジーでしっとりしたインタールードを経て、まず飛び出すのが『オリコン週間シングルランキング』(2021/8/23付)で初登場1位を獲得した「マスカラ」だ。これにはテンションが上がらざるを得ず、夜に聴くからこその興奮が一気にほとばしる! その後、本アルバムのリード曲「Rosy」、軽快なCITY POP『フィギュア』へと流れ、「Midnight」パートへ。一気に深夜の街の雑踏の中に我々は放り出され、そして「Odds」や「WHIP THAT」と踊り明かす夜の最高潮を迎える。

 そして最も夜の闇が暗いといわれる夜明け前、「Everlasting」で、今度は隣にいる“あなた”と語り合う。これから永遠に続く“あなた”との時間。チルアウトしてこの後、新たに生まれるだろう今日の太陽を待ち、そして何度も同じ朝を迎えられる未来予想図が描かれる。――ここからは「Sunrise」パートだ。朝の支度も楽しくなる爽やかな「8am」で朝日を浴び、「僕が僕じゃないみたいだ」「Ordinary Hero」「Your Best Day」はまるで“あなた”が大切な人のためにコーヒーや紅茶、朝食の準備をしているよう。「Sunset」パートでは80sサウンドの「Fast Lane」が。そして仲間と楽しむピースフルなゴスペル調ハッピーソング「Good Times」で再び夜の興奮が呼び醒まされる──。

彼らが“6人でいてくれること”のありがたさ

 King Gnu常田大希作詞作曲の最新曲「マスカラ」、松村北斗主演映画『ライアー×ライアー』のテーマ曲「僕が僕じゃないみたいだ」などのシングル曲が再び気を放つ中、注目は「Rosy」だ。同曲は映画『スパイダーマン:ノー・ウェイ・ホーム』日本語吹き替え版主題歌で、“運命への葛藤を払拭する強い意思”を表現した、激しく疾走感あふれるRockチューン。『FNS歌謡祭』で12月8日初披露され、SNSでは「全てが見せ場の連続のような瞬間に瞬く間さえ与えない」「これだけ早口で歌って踊って…」「こういうSixTONESを観たかった」などの声が。

 筆者も見たが、まず感じたのが「彼らのJr.時代のキーとなる楽曲であった『Amazing!!!!!!』や『JAPONICA STYLE』を初披露した時を彷彿とさせるような“熱量”が入っているな」ということ。そしてSixTONESが“6人でいること”のありがたさだ。揃っての足上げにしても、スパイダーマンのようなジャンプパフォーマンスにしても、6人が6人、非常に個性的で何度見ても新たな発見がある。冒頭の、まるで摩天楼のてっぺんから後ろ向きに飛び降りるような振り付けをはじめとする、スパイダーマンらしいトリッキーな動きが多くある中、それぞれが違う魅力を放つ。ヴィラン的な世界観を作り出しているのが田中樹。いい意味で“治安が悪く”、ダーティーでセクシー。変わらずオラりギラるジェシー、森本慎太郎の指の先まで魅せるパフォーマンス、そして身体能力の権化・高地優吾(「たか」ははしごだか)。光と影の中で一瞬でヒーローにもヴィランにも見える松村北斗。

 さらにメンバー2人ずつのユニゾンからの「京本&田中(きょもじゅり)」のハモり。そこから「樹」へ、そして「きょも」が歌い上げ、サビに向かうこの究極の流れは、この6人なくしてはあり得なかった感動だろう。さらにその6人のサビの裏声の色気は、まるで背中を刃物で撫でられているような危険な震えが…。このままリスナーが増殖していけば、まさに“地球が危ない”! パンデミックを起こしかねない中毒性を秘めている。

 振付を担当したのは、BTSの『Butter』も担当した世界大会覇者で世界的ダンサー集団のGANMIだ。ダイナミックかつグローバル、さらに北斗の素早く手を振るパフォーマンスをはじめ、いい意味で違和感があり脳に焼き付く振り付けなど、率直に言って「格好いい」であり、これに関しては高地も「僕たちの個性を活かすような振付だったり、SixTONESらしいイメージで作ってくれた。『高地さんらしくアレンジして加えてもいいですよ』と基本のダンス+α崩しの仕方も教えてくれたり。そこでも新しいSixTONESに巡り合えた」とラジオで語っている。

さらに表現の幅を広げたユニット曲 6つの音色が作る“街”を探索する

 そのGANMIだが、今回はユニット曲にも振付で参加している。「LOUDER (Jesse×Shintaro Morimoto)」、「真っ赤な嘘 (Hokuto Matsumura×Yugo Kochi)」の2曲だ。「LOUDER」は、踊れる2人が魅せるNEW JACK SWINGを取り入れたハードダンス・チューン。とにかくジェシーの英語がハマっており、そこにまっすぐで癖のない森本の声が絶妙な化学反応を見せている。非常にSixTONESを“分かっている”楽曲であり、こういうジェシーと森本慎太郎のコラボが見たかったという人は多いだろう。

 「真っ赤な嘘」はボカロ・Tik Tokを席巻中の“和ぬか”が楽曲を提供。松村北斗と高地優吾をネガ・ポジにキャラ分けした歌詞の和メロPOPだ。これはMVを見ると曲の世界観がさらに深まる楽曲で、「手の動きだけでこれだけの感情や状況を表せるのか」とも驚かされる。ボカロカルチャーとSixTONESの相性は先に証明されているが、今回もボカロっぽい和メロを高地&松村はナチュラルに歌いこなしており、SixTONESの“多様性”を表すチューンの一つとも言える。

 また「With The Flow(Taiga Kyomoto×Juri Tanaka)」は、ギター演奏・京本大我、RAP詞が田中。2人のボーカルとラップが心地よく絡み合う爽やかCITY POPだ。京本と田中を対照的に描きつつも2人の個性が全面に押し出されており、何より京本の歌唱力、田中のラップは「アイドルって何だっけ?」と戸惑ってしまうほどの本格さ。「何を今さら」だが、その“今さら”がやはり重要だと感じるのは、今回の「CITY」は誰が高音か低音か、その明確な担当が歌割からなくなってきていると感じるからだ。SixTONESの6人がそれぞれ、何でもできるオールラウンダーのようになっており、だからといって“均一”ではなく“個性”を失ってないことが、SixTONESの醍醐味だと筆者は感じる。

 楽曲の多様さ、あらゆるジャンルが詰まっていた「1ST」。しかし今回はそれに輪をかけて楽曲がボーダレスであり、歌割すらもボーダレスに。つまりそれは、彼の持つ個性から新たなコラボレーションが生まれやすく、それはSixTONESという場所が、さらなるイノベーションを起こしやすくなったことを意味する。6つの音色が作るこの「CITY」は、そういった意味からもダイバー“シティ”(多様性)。我々もこの「CITY」に迷い込んでみよう。誰もが“自分を自分のまま”受け入れてくれる懐の深さが、この“街”にはあるはずだ。

(文/衣輪晋一)
Sponsored by Sony Music Labels Inc.

あなたにおすすめの記事

オリコンニュース公式SNS

Facebook、Twitterからもオリコンニュースの最新情報を受け取ることができます!

メニューを閉じる

 を検索