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【整形美女】継母の虐待で膨らんだコンプレックス、父親譲りのパーツに嫌悪感…整形によって女性たちが掴んだ“幸せ”とは?

 整形をするには、さまざまな理由があるもの。「かわいくなりたい」や「キレイになりたい」といった願望だけではなく、大きなトラウマやコンプレックスを抱えてしまったために、自分で自分を認められなくなり、それを克服しようと踏み切る人もいる。ORICON NEWSでは、一番身近な存在である“親”によって自己肯定感を損ない、そこから整形にのめり込んでいった2人の女性に取材。整形をしようと思ったきっかけや親との関係性、整形をしたことによる考え方の変化などについて、それぞれに話を聞いた。

総額700万円を費やし整形をくり返す日々 継母からの暴力・罵倒で自尊心を損なった

 複雑な家庭環境で育ち、義理の母に容姿をなじられ続けた結果、自分を認められなくなり、容姿へのコンプレックスを膨らませていったというseinaさん。ほかにも、引きこもり、うつ病、過食と壮絶な人生を送るなかで、総額700万円かけて整形をして、その体験談をSNSやブログで赤裸々に発信する美容系インフルエンサーとなった。

 もともと幼稚園くらいの頃から自分の容姿に違和感を覚えていたそうだが、コンプレックスが目に見えて強くなったのは、思春期に差しかかった11〜12歳の頃だったという。

「大きなきっかけになったのは、片思いをしていた同級生の男の子に『お前ブサイクだよな』と言われたこと。『私はブサイクなのかも』という違和感が『私はブサイクなんだ』という事実になった瞬間でした。幼少期に両親が離婚、思春期のうちに父と死別していることもあり、最初の整形時は引きこもりになっていました」

 はじめての整形は12〜13歳のとき。大手の美容外科クリニックで埋没法で奥二重にした。決定打となったのは同級生の一言だったが、それ以前にうけた義理の母からの虐待も関係していると思うとseinaさんは振り返る。

「暴力や罵倒で、自己肯定感や自尊心を大きく損なったような気がします。“ありのままの自分”を受け入れる経験ができない幼少期を過ごしてきて、過剰に容姿を気にするようになりました」

 その後も、病気で他界してしまった父親が残した遺産と夜職で稼いだお金で目や鼻の整形を行ったが、自分が思うような顔にはならなくて満足ができず、総額700万円を整形に費やした。

「整形をくり返していた20代前半あたりは、常にメンタルの状態が悪かったです。正式に躁うつ病と診断されたのが23歳のとき。12〜13歳あたりから引きこもりだったので、その頃から病の予兆はあったのかもしれません」
 だが、輪郭を変える施術を受けたことで、本当にコンプレックスに感じていた部分が緩和でき、不安定な精神状態から抜け出すきっかけになった。

「整形をして、外見だけではなく内面も変わることができました。“常に気分が落ち込んだ”状態から開放されたと思います。私は整形をきっかけにやっと、精神的に普通になれたんです。最後の整形は24歳。今は27歳なので、社会とまともに関われるようになって、やっと3年目です」

 今でもまだ自分の顔は60〜70点くらいだと感じるが、精神的に落ち着くことができたので、大満足はしていなくてもこれでいいかなと思えているとseinaさんは語る。
 
「それに今は、年の差婚をした夫がそばにいてくれることも大きいです。ツイッターで知り合った夫には、結婚前から整形のことをカミングアウトしていたけれど、偏見をもたずに私を受け入れてくれました。家庭環境が複雑だった私にとって、生まれてはじめて“ありのままの私”を受け入れてくれたのは夫でした」

 継母から虐待をうけ、14歳で父を亡くして天涯孤独になり、その後は整形をくり返す日々を過ごすといった壮絶な人生を送ってきたseinaさんだが、今は幸せを実感できているという。

「今は信じられないくらい穏やかで幸せな毎日を過ごしています。夫という大切な存在ができたこと。道標ができたこと。『人生の質を高めてくれるものとの出会い』が、私を幸せにしてくれていると感じています。整形も少なからず、そこに含まれているのではないでしょうか」

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