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モーニング娘。プラチナ期を支えた高橋愛 ネガティブだった自分を変えた、夫・あべこうじとの出会い
近づけない、憧れだった後藤真希の存在「私を見ていてくれたことが嬉しかった」
高橋愛楽しんでやっているので、あっという間でしたね。自分でやりたいことを企画して形にしていけるので、すごくおもしろいです。自分のチャンネルですが、けっこう旦那さんが企画を提案してくれたり、出てもくれるので、家族のチャンネルみたいにもなっています(笑)。今年は夫婦で畑作りにも挑戦できて、ひとつ夢が叶いました。
――後藤真希さんと「Do it! Now」を踊ったコラボ動画は、「黄金期とプラチナ期のエースが20年経ってコラボ!」、「エモすぎる」と大きな反響を呼びました。
高橋愛スタッフさんが提案してくれたのがきっかけなのですが、後藤さんから「一緒にやろうよ」って連絡をもらった時は、すごくビックリしました。後藤さんとは現役時代も半年ぐらいしか一緒に活動できていないし、当時はオーラがまぶしすぎて近づけない存在だったんですよね。大好きでしたけど1対1で話したことがなかったので、撮影前はものすごく緊張しました。
――お話してみて印象的だったことはありますか?
高橋愛後藤さんは、ものすごく記憶力がいいんですよ。「あの時こう言ったよね?」とか、「一緒にディズニーランドに行ったよね」って細かく覚えていてくれて、すごく嬉しかったです。当時の私は舞い上がっていたので、全然覚えていなくて(笑)。「愛ちゃんは真面目だよね」って、私のことを見ていてくれたのも、嬉しかったです。
――動画では、「Do it! Now」という選曲も絶妙でした。
高橋愛どうしてもこの曲を後藤さんに踊って欲しくて、お願いしました。本当だったら一緒に踊るんじゃなくて見ていたかったぐらい。映像は、家宝です!(笑)。
“5期はキャラがない” 憧れだったモー娘。加入後の重圧 に苦しんだ日々
高橋愛加入した当初は全てのことをマイナスに捉えていて、ものすごくネガティブでした。褒め言葉ですら素直に受け取れなくて、常に落ち込んでいましたね。
――そうなってしまったのはなぜなんでしょう?
高橋愛毎日余裕がなかったし、常に何かと闘っていたんだと思います。認めてもらっているのに、自分の中では「違う、もっとやらなきゃ」って頑固になっていたんで。憧れて入ったけど、看板が大きすぎて「モーニング娘。の高橋愛」というプレッシャーに負けていたのかもしれない。
4期の方はキャラが立っていたので、私たち5期には「キャラがない」って言われたとき、「足を引っ張っているんじゃないか」ってネガティブに捉えちゃったんです。今思えば、自分で辛くしていただけなんですけど、当時はそう思えなくて。でも、そういうことがあって今があるから、悪いことじゃなかったなと。
――高橋さんがリーダーになられてからのプラチナ期は、パフォーマンスのクオリティーがさらに上がった気がします。
高橋愛つんく♂さんから、「今だからこそレベルを上げろ」って言われたんです。ライブ映像を何度も観返して練習したりして、つんく♂さんに自分たちの居場所を見つけさせてもらった感じでした。モーニング娘。を終わらせないため、続けるために必死でした。
――今のモーニング娘。を見ていて感じることはありますか?
高橋愛常に進化し続けていて、めっちゃカッコいいなと思います。特に9期は私の卒業発表の前日に入った子たちなので、「あんなに小さかったのにお姉さんになって」って、親みたいな感覚で(笑)。みんなががんばって輝いていてくれるからこそ、自分はなんて素敵なグループにいたんだろうって思いますね。
――またアイドル時代に戻りたいと思うことは?
高橋愛それはないです(笑)。卒業した時に次の世代にバトンを渡したので、戻りたいとは思わないです。つんく♂さんの楽曲がカッコいいので、「この曲を歌いたかった!」って思うことはありますけど(笑)。OGで集まってイベントをやったり、パフォ―マスしたりする機会があったら、喜んでやりたいですね。