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ドラマ『賢い医師生活シーズン2』バンド楽曲・OSTまとめ【ハングクTIMES Vol.26】
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ハングクTIMES Vol.26【エンタメ】
ハングクTIMES Vol.26【エンタメ】
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9月16日に最終回を迎えたドラマ『賢い医師生活 シーズン2』。ロスってる方も多いのではないでしょうか?私もそんなロス民の一人です。
そこで、“まだまだこのドラマにひたりたい!”という方のために、劇中バンド「ミドとパラソル」が、各ストーリーの終盤で歌った楽曲と、注目したいOSTをまとめてみました。
ミドとパラソルとは?
ドレミファ(韓国読み:パ)ソラシドを入れ替えて、紅一点の女優チャン・ミドさんの名前から由来したもの。
チョ・ジョンソク(イ・イクジュン役)がギター、ユ・ヨンソク(アン・ジョンウォン役)がドラム、チョン・ギョンホ(キム・ジュンワン役)がギター、キム・デミョン(ヤン・ソクヒョン役)がキーボード、チョン・ミド(チェ・ソンファ役)がベースを担当しています。
※以下、本文内では役名で紹介しています。
5人は楽器が全くできなかったようですが、このドラマのために猛練習を重ねて楽器をマスター。その努力のおかげで、あの素晴らしいバンド演奏が実現したんですね!
メインキャラクターたちが99年の大学入学組という設定から彼らは「99ズ」の愛称でも親しまれていますが、どこか懐かしい90年代の楽曲をメインに採用されているのも、このドラマのポイント。
第1話「雨とあなた(Rain and You)」
ちなみに彼は、映画『えんとつ町のプぺル』の韓国版OSTも歌っています。ドラマでは、イクジュンが見事に歌い上げ、その高い歌唱力を響かせてくれました。
第2話「秋の郵便局の前で」
原曲はフォークサウンドですが、ピアノ、管弦楽中心の編曲がほどこされていてまた違った感じの切ないバラードに。編曲は、ユ・ジョンヒョン作家が担当。彼はほかにも『賢い医師生活』シーズン1のOST「君の美しい私の愛」の編曲、『愛の不時着』のOST「二人だけの世界へ行こう」の作曲、編曲などを手掛けています。
第3話「僕は君が好き」
今回の配信版OSTでは、チャン・ボムジュン(春の曲といえばこの人の曲が必ず挙がる人気歌手)が、同曲をカバー。スイートで心地よい彼の歌声が魅力的です。
ドラマ内では、ソンファがジョンウォンにその日のバンド練習曲を知らせるのに「アイ ライク ユ〜」と言うシーンがあり、キュンとしました。
第4話「Let‘s Forget it」
韓国のマドンナとも言われたキム・ワンソンの名曲。キャッツアイなアイラインが印象的な女性歌手で、現在はバラエティー番組でも活躍しています。
ミドとパラソルは、イクジュンと一緒にジュワンもソロパートを披露。イクジュンの妹、イクスンとの失恋後のジュワンが歌う「Let‘s Forget it(さあ忘れよう)」が、切ないのなんの!
TWICE も参加!OST「ヌグ ポダ ノル サランへ(誰よりも君を愛してる)」
第5話「もう1年」
歌詞には「もう1年経ったけど、君を信じてる。…君を待つよ」というフレーズがあり、まだイクスンが忘れられないジュンワンと、1年ぶりに彼の姿を車越しに見たイクスンが大粒の涙を流すシーンが印象的だった第5話にぴったりな曲でした。
「好き好き」
このレコーディングのとき、イクジュン役のチョ・ジョンソクはとんでもない過密スケジュールだったようですが、それでも笑顔を忘れずに歌い上げスタッフを感動させたというエピソードも。実はかなり難易度の高い曲で、チョ・ジョンソクの歌唱力あってこそ実現した楽曲だったのだそう。
第6話「スーパースター」
「大丈夫、うまくいくよ」「あなたにはまぶしい未来がある」「私たちはあなたを信じて疑わない」といった歌詞が、力を与えてくれると人気を得て、韓国では広告音楽として広く使われてきました。
2021年バージョンの「スーパースター」はドラマ『応答せよ1988』のOST「青春」「恵化洞」と『賢い医師生活 シーズン1』のOST「Aroha」「市役所前の地下鉄駅で」「君に私はあなたに」などを編曲したイ・サンフン音楽監督が自ら編曲を担当。ドラマの感性と劇中のキャラクターの感じをそのまま音楽に盛り込んだのだそう。
ミドとパラソルの温かなハーモニーが耳に残る音楽で、聴いただけでドラマの雰囲気を再び思い出す楽曲。
第7話「君に」
ドラマでは、温かくてスイートな性格の小児外科専門医のジョンウォンがソロで歌いあげ、まさにイメージにぴったり!
そして、実はこの曲、原曲では「美しい秋の空」という歌詞なのですが、ドラマでは「美しい冬(キョウル)の空」と変えて歌っているんです。ぜひチェックしてみてください。
第8話「Is it still beautiful」
バンドで最も印象的だったのは、ジョンウォンの母親ロサがピアノで参加したこと。もともとピアノが上手なようで、ジョンウォンとの親子共演が実現。隣でドラムを叩く息子と目を合わせながらの演奏には、ぐっと来ました。
SEVENTEENも参加!「Is it still beautiful」
フィイン(MAMAMOO)が歌う「ネ ヌンムリ モア(私の涙を集めて)」
第9話「君は僕に惚れた(You Have a Crush on Me)」
少し前のバンドメンバー会議で悩みに悩んで検討した結果、ソンファが、バースデーのときだけ歌うことを許されて実現したもの。
ポップで元気いっぱいのこの曲を歌う、ソンファの「ウォ〜ウオウオウ」というコーラスと、「スタンドバイミー!スタンドバイミー!スタンドバイミー!」と叫ぶ姿が、もうたまらなくかわいかったのを思い出します。
ソンファを演じているチャン・ミドはミュージカル俳優なので、音痴は演じているわけですが、すごく自然。うちの旦那は知らずに「歌、ひどいな〜」と言っていました(笑)。
ジュンワンが歌う「回想」
インディーバンド出身の人気ロックスター「バンドジャウリム」の8thアルバムの曲として発表されたもので、「道を歩いた、誰かがそばにいる」で始まる歌詞は、聞く人に深い郷愁と寂しい情緒を感じさせる切なさがあって、胸の奥がキュンとすっぱくなる感じ。
原曲の穏やかな感性はそのままに、ジュンワンの寂しいながらも色気のある声に合った編曲が加わっています。
第10話「It’s my life」
第11話「ハヌルル ダルリダ(空を駆ける)」
原曲は男性歌手のロックなサウンドですが、彼女ののびやかで透き通った声で歌うとまた違った雰囲気に。
第12話「Butterfly」
「ミドとパラソル」では、メンバーそれぞれのソロパートがあり、ファンにはたまらないシーンだったのではないでしょうか?個人的には、イクジョンの声にかかるソクヒョンの優しい声が重なるコーラス部分が最高でした。
また、ここでも視線を合わせるイクジュンとソンファに、キュンキュンしたのはきっと私だけではないはず!
キュートな兄妹デュエット!「LOVE LOVE」
ここで2人が歌ったのが男女2人組のグループ、ビジューの「LOVE LOVE」です。それにしてもイクジュン&イクスン兄妹の歌唱力には驚かされました。
シーズン3はあるの!? まずはOSTを楽しんで
監督は、あるメディアのインタビューの中で「(シーズン3は)タイミングが合えば」という言葉を残しています。
ということは、あるかもしれないし、ないかもしれない。再びミドとパラソル、そして「99ズ」のメンバーたちに会える日が来るといいですよね。
シーズン3があることに淡い期待を寄せつつ、OSTを聴いたりドラマを見返して楽しんでみてはいかがでしょうか?
今週のエンタメニュース
お知らせ
「ハングクTIMES」ですが、10月以降はリニューアルします。配信のタイミングは改めてお知らせしますのでお待ちください!
韓国在住。日本でファッション雑誌の編集者として働いた20代を経て、セブ島とロンドンに短期留学後、webメディアの編集とフリーランスの編集ライターとしても活動。留学中に出会った韓国人男性と3年半の遠距離恋愛後に結婚し渡韓。現在は日本メディアへの執筆・PR・日本企業と韓国企業をつなぐ仲介をしている。インスタグラム【@aiko_shin4】。5月25日にはオンラインのジュエリーセレクトショップをオープン【@owol__official】。