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ORICON NEWS

28年越し、『ブタメン』のキャラ名決めた理由 “アタリつき”廃止には減少した駄菓子屋の影響も

駄菓子屋で買ってその場で食べる慣習が風化、それでも“楽しさ”提供し続けロングセラーに

――『ブタメン』はカップ麺でありながら駄菓子という他にない商品だと思うのですが、その良さとはどんなところにあると思われますか。

お菓子のように楽しみながら手軽に小腹満たしができる、お菓子以上、食事未満な唯一の選択肢であると思っています。お菓子であっても本場の味を再現しなければならないと、開発担当者はとんこつラーメンの本場・九州に出張し、現地のとんこつラーメンを片っ端から食べたと聞いています。また、具がないシンプルさゆえに、身近な食材をほんの少しプラスするという楽しみ方もあります。駄菓子屋でブタメンを食べていた子どもたちは、豊かな創造力で他の駄菓子をトッピングして楽しんでいました。現在はそのような光景をみることは少なくなりましたが、当時の子どもたちと同じような“楽しさ”を味わってほしいと、近年はブタメンにトッピングをして楽しむ食べ方提案にも力を入れています。このようなカップ麺ではできない楽しみ方ができることが、現代でも駄菓子らしさを兼ね備えている理由だと思います。

――今では多くの種類がありますが、特に印象に残っているものを教えてください。

印象が強い味は2007年発売「にんにくダイナマイト味」「メキシカンチリ味」、2008年「うまうまあんかけ味」、2010年「ペペロンチーノ味」、2011年「コーンポタージュ味」ですね。

――時代の変化とともに、いわゆる“駄菓子屋さん”が少なくなってきましたが、『ブタメン』にはどのような影響があったのでしょうか。

駄菓子屋のお菓子の魅力のひとつである“アタリつき”を『ブタメン』は時代に合わせて変化させてきました。「フタをめくって“アタリ”が出るとその場でもう1つプレゼント」という形態から、「マークを集めて応募する」というプレゼントキャンペーンに切り替えたことで、駄菓子屋で買ってその場で食べる、という光景をみることがなくなってもなお、子どもたちに“ワクワク”を味わってもらえています。

――28年にもわたって愛されている理由は何だと思われますか。

発売当時から変わらずに、『ブタメン』ならではの“楽しさ”を提供し続けている点ではないでしょうか。前述の通りですが、多くの味や子供たちの創造性を刺激する食べ方など、時代が変化してもなお、いつも楽しいギミックを仕掛け続けていることで『ブタメン』は愛され続けているのだと思います。

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