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『Nizi Project』J.Y.Park氏の胸に沁みる金言「真実、誠実、謙虚」 韓国合宿総括【Part 2前編】

この記事は、LINE初の総合エンタメメディア「fanthology!」とオリコンNewSの共同企画です。
⇒この記事をオリジナルページで読む(7月14日掲載)

昨年2月に始動した「世界で活躍できる新しいガールズグループ」を発掘・育成するグローバル・オーディション『Nizi Project』(通称:虹プロ、ニジプロ)から、ついに9人組ガールズグループ「NiziU」が6月26日に誕生しました! 同30日にはデジタル・ミニアルバム『Make you happy』でプレデビューを果たし、話題沸騰中です。この記事では、デビューメンバーを目指して約1年間、ストイックかつ激アツに切磋琢磨してきた練習生たちの道のりから、Part 2の「韓国合宿」以降を一気におさらいします。総合プロデューサー・J.Y. Park氏が練習生たちに語った、JYPが追求する3つの価値――『真実、誠実、謙虚』も必読です。では、「はじめましょう!」

※ネタバレを含みます
※年齢はすべて各審査当時です
Nizi Project Part 2 プレイバック

◆韓国合宿突入 「2回最下位になったら脱落」に衝撃走る

2019年9月の東京合宿(4泊5日)から合格者たちが3ヶ月ぶりに再会し、12月に韓国入り。ソウル市内のJ.Y. Park氏が所有するトレーニング施設・JYPセンターで6ヶ月におよぶ韓国合宿をスタートさせました。まずはトレーナーの案内で“JYPセンターツアー”が行われ、ダンスルーム、個別ボーカルルーム、レコーディングルームを見て回ります。エレベーターの中では、空調システムにより「体にいい空気がずっと出ている」と教えられた練習生たちが思わず深呼吸するおちゃめなシーンも。そして、すべてのメニューがオーガニック食材で作られている「JYPオーガニック食堂」で活力を蓄えます。

その後、久々に練習生たちと再会したJ.Y. Park氏は、東京合宿8位で合格したスズさんが辞退し、13人で韓国合宿を始めることを告げます。そして、プロジェクトの象徴でもある新たな「Niziペンダント」を公開。Part 1では「ダンス」「ボーカル」「スター性」「人柄」4つの評価で、それぞれ基準に達した参加者に「キューブ」が授けられましたが、Part 2ではさらに高い基準をクリアするともらえる「キューブ」のスペースを4つ増やし、全部で8個そろえることができれば、最終デビューメンバーになれることが伝えられました。

韓国合宿における新たな審査基準は「成長」。Part 1(地域予選〜東京合宿)が「可能性が見える人を探す過程」だったとすると、Part 2は「デビューできる実力を持っているかどうかを判断する過程」に入ります。

また、「この合宿中に2回最下位になったら脱落となる」という重大発表があり、13人に衝撃が走ります。共同生活を送る宿舎に入った練習生たちは、部屋や二段ベッドで大はしゃぎをしながらも「脱落」の可能性があることを思い出し、「頑張ろう」「本当に落ちたくない」と決意を新たにしました。

韓国到着ではしゃぐ練習生やJ.Y. Park氏との再会などは3:52〜17:15

◆ミッション1:個人レベルテスト

ミッション1の「個人レベルテスト」は、自ら選んだ楽曲でのパフォーマンスに、JYPトレーナーによる専門的な指導を30日間受けたうえで臨みます。本番当日、会場に到着した練習生たちは、プロ仕様の本格的なステージを見て一気に緊張感を高めます。J.Y. Park氏は「個人レベルテストなのにこのようにステージを作り込んだのは、アマチュアとして評価するのではなく、プロの歌手だとしたらどのように見えるのかをイメージするため」と説明しました。

「はじめましょう!」のかけ声が響くと、楽曲に合わせた華やかな衣装でステージに上がった練習生たち。1番手のリオさんを皮切りに、いよいよミッション1が始まりました。それぞれどのような評価を受け、課題を指摘されたのかを一気に振り返ります。

リオ(東京合宿10位):『Lady』/Yubin

【評】ダンスに関しては完璧でした。しかも単にうまく踊っただけでなく、リオさんだけの雰囲気を出しながらうまく踊れていました。しかし音程がとても不安定です。次の評価のときは音程がどれだけ安定したかを中心に見ます。

リオさんの個人レベルテストは0:30〜4:50

アカリ(東京合宿11位):『Good-bye Baby』/miss A

【評】地域予選のときから変わっていません。成長が見えません。ダンスはギリギリ覚えて真似をしたレベル。音程は少しはよくなったのかもしれませんが、とても残念です。才能は絶対にあるので、トレーナーの話をよく聞いて行動に移せば成長できると確信しています。

アカリさんの個人レベルテストは9:20〜13:43

ミイヒ(東京合宿2位):『Nobody(Rainstone remix)』/Wonder Girls

【評】最初の1フレーズを歌い始めた瞬間、キューブをあげようと思いました。ダンスも歌も完璧だったし感情もしっかり伝わってきましたし、練習生には見えませんでした。もしミイヒさんが他の事務所の練習生だったら、奪いたいと思うくらい、心の底から悔しかったと思います。

ミイヒさんの個人レベルテストは18:00〜23:21

アヤカ(東京合宿14位):『Precious Love』/TWICE

【評】13人の中でダンス・歌の実力は一番不安定です。可能性とスター性だけを見て合格させることはできません。でも、もっともっと頑張ってコツコツ努力し続ければ、可能性があると思います。僕が見る限り、1ヶ月間ものすごく頑張って努力した人に見えます。

アヤカさんの個人レベルテストは6:05〜10:20

ニナ(東京合宿7位):『Attention』/Charlie Puth

【評】歌唱力をアピールしようとするあまり、大事なポイントをたくさん逃していたし、リズム感も良くなかったです。歌が上手なのはわかっているので、ただ、その曲の味、雰囲気、特徴を最大限活かすことを考えて歌うことがこれからの成長のポイントだと思います。

ニナさんの個人レベルテストは15:49〜20:44

リク(東京合宿5位):『Who’s your mama? (feat. Jessi)』/J.Y. Park

【評】1ヶ月間のトレーニングを受けた練習生に、僕が期待できる最高のレベルです。激しいダンスをしているのに音程も発声も安定していました。自分を表現する能力、歌、ダンス、すべて驚くほど成長しています。本当によく頑張って練習しました。

リクさんの個人レベルテストは0:48〜5:00

ユナ(東京合宿6位):『I don’t need a man』/miss A

【評】自分の思い通りに歌声が出せていないと思います。下腹部で息を深く吸い込んだあと、おなかをしっかり使い、のどは完全に力を抜いた状態で声を出すことで響く声が出ます。ダンスに関しても実力を発揮できなかったと思います。残念なパフォーマンスでした。

ユナさんの個人レベルテストは9:11〜12:50

マヤ(東京合宿3位):『Touch』/miss A

【評】演技力のおかげで、足りないところが全部見えません。何よりもダンスが本当に上手。ダンスのラインがすばらしい。動きが正確でスピードも速い。体のコントロールもすごくよくなりました。毎日誠実に、歌手になるために努力している人に見えます。A+をあげたい。

マヤさんの個人レベルテストは16:45〜22:48

マユカ(東京合宿13位):『Like This』/Wonder Girls

【評】マユカさんがこのステージになじんでいない一番大きな理由は、自分自身をアマチュアだと思っているから。ダンスは下手ではないのに、その裏に自信がありません。だから動作が少し小さいです。動作に思う存分感情を乗せられるくらいの自信が必要です。

マユカさんの個人レベルテストは6:05〜11:36

モモカ(東京合宿9位):『BDZ (Korean ver.)』/TWICE

【評】アマチュアのような感じがかなり強く出ています。あまり時間も残っていないので、“私はアマチュアだ”という考えから離れて、どんどん歌手に変わっていかないと。そのためには歌もダンスも、自分が目指す基準をもっと高めないといけません。

モモカさんの個人レベルテストは12:30〜14:55

リリア(東京合宿12位):『Who’s your mama? (feat. Jessi)』/J.Y. Park

【評】素質と成長の可能性を見たら13人の中で最高です。しかし、才能がある人が夢をかなえられるわけではありません。自分自身に毎日ムチを打って、自分自身と戦って、毎日自分に勝てる人が夢をかなえられます。リリアさんの意思にかかっていると思います。

リリアさんの個人レベルテストは18:35〜21:17

リマ(東京合宿4位):『Honey』/J.Y. Park

【評】(今まで)したことのないダンスと歌で少しあらっぽい部分もありましたが、リマさんがこういうジャンルもできるんだという可能性のほうがより大きく見えました。そして今、リマさんは普段のリマさんに見えます。とても明るくて肩の力も抜けていて、本当に美しくてきれいだと思います。

リマさんの個人レベルテストは0:30〜5:10

マコ(東京合宿1位):『24 hours』/Sunmi

【評】現在活動している他の女性歌手の中で、この振付をこんなにも力強く踊りながら歌もここまで安定して歌える方が何人いるか。Bメロのところを裏声で歌った直後に地声で強く歌ったところは、タンブリングまでしたあとだったのに、どうしてそんなに強くて正確にその音が出せるのか、びっくりしました。

マコさんの個人レベルテストは11:18〜16:00

■個人レベルテスト順位発表 ※敬称略
1位 ミイヒ(キューブ)
2位 マコ(キューブ)
3位 リク(キューブ)
4位 マヤ(キューブ)
5位 リマ(追加キューブ)
6位 リオ(追加キューブ)
7位 ニナ(追加キューブ)
8位 マユカ(追加キューブ)
9位 アヤカ(追加キューブ)
10位 ユナ
11位 リリア
12位 モモカ
13位 アカリ

個人レベルテスト結果発表は17:41〜25:11

パフォーマンス後、即キューブを獲得したミイヒさん、リクさん、マヤさん、マコさんの4人に対し「とても誇らしいステージを見せてくれました」と称えたうえで順位を発表。「4位はマヤさんです。トレーニングチームの人柄評価でもとても良い評価を受けていました。3位はリクさん。今日誰が一番上手だったのかと聞かれたら1位を取った人ですが、誰が一番伸びていたのかと聞かれたら、僕はリクさんに1位をあげたと思います」と伝えます。
そして、1・2位は「順位を決めることに意味があるのかと思うほど」甲乙つけがたかったことを明かしつつ、「訴えかける力」のわずかな差でミイヒさんが1位に選ばれました。初めて1位となったミイヒさんは「(東京合宿で)ダンスが2位、ボーカルが3位、総合順位2位で、毎日練習を続けてくうちに1位を取りたいという気持ちが大きくなったので、1位になれて本当にうれしいです」と晴れやかな笑顔を見せました。
東京合宿では韓国合宿行きをギリギリ14位で決めたアヤカさんですが、トレーニングチームの人柄評価で一番高い評価を得たとして9位となり、追加でキューブを獲得。そして、アカリさんが韓国合宿1度目の最下位となり、後がなくなりました。

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