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ORICON NEWS
「できるなら、もう見たくない…」恐怖の実体験描く漫画作者明かす、それでも発信を続けるワケ
「自分の怖い体験談をぜひ漫画にしてほしい」 フォロワーから怖い話がたくさん寄せられる
【あん子】読者の方々の反応と同じで、私もめちゃくちゃ怖がっています(笑)。怖い話を描いているのにビビりで怖がりなんです。
――怖い話や奇妙な話はどのように集めているのですか?
【あん子】以前から私自身の体験談を漫画にしていたのですが、「自分も怖い体験をしたので、ぜひ漫画にしてほしい」というDMがたくさんきていまして…。改めて、フォロワーさんからエピソードを募集してみました。
――これまでで、一番印象に残っているフォロワーさんからのエピソードは?
【あん子】全て怖いのですが、特に印象的だったのが、戸締りをしっかりしていて、侵入した形跡もないのに(窓ガラスなどを割られる等)、帰宅したら家の中のお風呂場に知らない人がいたという話ですかね。
――それは怖すぎますね…。
【あん子】その後ブログに、「服を脱いだ状態ではすぐに外には出られないのを計算して、お風呂場に隠れて悪質なことをする事件が実際にあった」というコメントがあって、もしもこの投稿者さんが、あのときお風呂に入ろうとしていたら…と思うとゾッとしました。
「たくさんの人達への注意喚起になれば…」 実体験のエピソードを発信し続ける理由
【あん子】もともと私の兄が霊感の強い人で、私自身は幼い頃は霊を見たことがありませんでした。大人になって初めて見たときには、普通に足音も聞こえました。ご丁寧に、ドアも開ける音も聞こえて、初めは「母親かな〜?」と思っていました。その後、母ではないことがわかったときは、「幽霊、ドア開けるんだ!」と驚きました。
――確かに、そのまま突き抜けて入って来られそうですもんね。
【あん子】体が金縛りで動かなかったことと、残念ながらロングスカートだったので、足は見えませんでした。ですが、顔だけはこの世の者ではないとはっきりとわかりました。血が通っていないとすぐにわかるほど真っ白でした。身長もおそらく2メートルほどある巨漢でした。なぜかめちゃくちゃ笑っていて…。できるならもう見たくないです。
――SNSで恐怖体験を漫画にすることを通じて、今後はどんなことを伝えていきたいですか?
【あん子】私自身、ノンフィクションの話を読むことが好きなこともあって、実話が多いです。私がそうだったのですが、無知だった自分が、もしあのときわかっていれば…ということがあって。自分の体験やフォロワーさんの体験を通して、多くの方の注意喚起になればと思っています。