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『M』アユ役で注目の安斉かれん、「私でいいの?」という不安を覆すまで

安斉かれん

 浜崎あゆみの誕生秘話を描き、SNSを中心に大いに盛り上がっているドラマ『M 愛すべき人がいて』(テレビ朝日系/ABEMA)。強烈な個性を放つ出演者たちの中で“アユ”役を演じているのが、自身も歌手である安斉かれんだ。「私でいいの?」と大先輩を演じる不安を感じたという心境やSNSでの“イジり”、さらにアーティストとして受けた影響などを聞いた。

SNSは大喜利状態、副音声でもイジられ…「視聴者の方もドラマに参加してくださっているよう」

――ドラマ『M 愛すべき人がいて』(テレビ朝日系)がSNSなどでも大きな話題となっていますが、どう受け止めていますか?

安斉かれん とてもありがたいことに、毎週トレンド入りをさせていただいていて。Twitterを覗くと大喜利みたいになっていて面白いですし、伊集院光さんや古市憲寿さんの副音声も楽しかったです(笑)。なんだか、視聴者の方も一緒にドラマに参加してくださっているようで、すごくうれしかったですね。周りの友だちからは、「出てるよ〜、ウケる!」と言われています(笑)。

――ご自身もアーティストでありながら、先輩アーティストを演じるのはいかがでしたか?

安斉かれん 最初は正直、「私でいいの?」という気持ちでした。ただ、リアルと虚像は違いますし、小説とドラマも違うので、あまりプレッシャーにならないように、監督さんたちと一緒に“ドラマの中のアユをどう演じるか?”ということを考えながら演技させていただきました。劇中では、上京前からスターにのぼりつめた後まで、すごく長い時間軸のストーリーを演じなければならなくて。ひとつのドラマの中で、アーティストとして進化していくアユ、その感情の変化を表現するのは難しかったですが、そこも含めて楽しかったです。

――ドラマのアユをどんなイメージで演じていましたか?

安斉かれん アユは周りに「バカだな」と言われたりもするんですが、好きなものには一途な真っ直ぐさがすごく伝わってきたので、そこを自分なりに表現したいと思いました。もちろん、浜崎あゆみさんのMVを観たり、音楽を聴いたりして、ご本人をイメージしながら演じてはいたのですが、そこに偏りすぎないようにも意識しながら役作りをしていきました。

アユっぽい? 独特なセリフ回しは「普段もあんな感じ」

安斉かれん

――独特なセリフ回しや口調も印象的でした。

安斉かれん 口調に関しては、私は普段もあんな感じといいますか(笑)。とくに作り込むようなことはしなかったですね。初めての演技のせいか、初々しさは自然とそうなるというか、台本を読んで感じた思いや感情に正直に、そのまま演じていたような気がします。

――田中みな実さん演じる礼香など、強烈なキャラが多い本作。アユの演技もなかなかインパクトが強いですが、苦労したことは?

安斉かれん 普段、歌手として歌うときは“どれだけ自分を出せるか”という表現方法なんですが、お芝居はまったく逆の表現方法だったので、そこは苦労しました。最初はわからないことばかりだったんですけど、やっていくうちにどんどん楽しくなっていきました。

――アユとご自身と、何か共通する部分は?

安斉かれん 私も好きなものに対しては一途なので、そこはドラマのアユと共通しているなと思います。でもそれ以外だと、恋愛の仕方や歌詞の書き方など、アユと自分は違う部分の方が多かったですね。

――プロデューサーの方曰く、「安斉さんの成長ぶりがすごかった」と。自分でも変化は感じましたか?

安斉かれん 4ヵ月という短いようで長い時間だったんですけど、三浦翔平さん、田中みな実さんをはじめとする共演者のみなさんが仲良くしてくださって。和気あいあいとした現場だったので、すぐに雰囲気にも慣れました。演じているうちにキャラクターにも愛着がどんどん湧いてきて、最後のほうはすごくやりやすかったです。初めてのドラマが『M』で、本当に良かったと思います。

――コロナウイルスの影響で撮影が中断されましたが、その後の演技に影響はありましたか?

安斉かれん 「またゼロから作り上げなくちゃいけないんだ」っていう不安はありました。でも、いざリハーサルに入ったら、自分なりにですが、なんとなくできちゃいました (笑)。

――なんとなくできちゃうのがすごいですね!

安斉かれん これまでも、全部なんとなくやってきたというか…。もちろん頑張りますし、ちゃんとやってるんですけど、自分なりのリラックスの仕方はわかっているかもしれないです。深く考え込みすぎるとよくないから「とりあえずやってみよう!」って、考える前に行動するようにしていますね。

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