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『夜ふかし』で話題「NGなし」の青山めぐ、「万人受け」やめてさらけ出した気概
無職からレースクイーン、25歳で芸能界へ…自分らしさ封印するも「仕事は全然来ない」
青山めぐ はい。普通のOLとして働いたあと、実家でボケっとしていた時期に友人からレースクイーンのオーディションに誘われたんです。それでなぜか受かってしまい、当時は無職だったこともあって、そのまま3年間レースクイーンをやりました。
――3年目には、菜々緒さんも受賞した『レースクイーン・オブ・ザ・イヤー』に。
青山めぐ そこから事務所に所属して、芸能活動をスタートさせました。でも当時すでに25歳ですから、だいぶ遅いと思います(笑)。芸能界を目指していたわけではなく、目の前のことを全力で楽しくやっていたんですが、これからはお気楽ではいけないと気を引き締めました。
――そんな青山さんですが、『月曜から夜ふかし』(日本テレビ系)で、“もも時計” (太ももに腕時計をはめる)や“乳首に見えるシリーズ”などのセクシー企画に出演。やはり反響は大きかった?
青山めぐ 2年前、“もも時計”で初めて『夜ふかし』に出演したんですが、ロケ30分、放送1、2分と短い企画なのに、反響がすごく大きくて本当に驚きました。私自身の環境もガラッと変わり、お仕事の幅も広がりましたね。『夜ふかし』の出演が決まったのは、その前に出た『有吉反省会』(同系)がきっかけです。“日焼けが雑なグラビアアイドル”として出演したのですが、サロンとかではなく、ベランダや公園、ロケ先などで自然に焼くのが好きだったので、その辺からして雑だぞと(笑)。
青山めぐ ロケで変な焼け方をした部分をインスタに上げたら、スタッフの方が見つけてくれたみたいで(笑)。私はもともと肌の色も顔の作りも濃いめで、日焼けも好きだったのですが、今の女性タレントさんは肌がすごく白くて可愛らしい方が多いじゃないですか。だから活動を始めた当初は、私もそれにならって日焼けを我慢し、色白&薄化粧で万人受けを狙おう、という方針だったんです。でも仕事は全然来ないし、結果もついてこない。何のために我慢しているのかわからなくて、「もう、好きなようにやります!」と宣言して、媚びずに自分を解放したんです。そうしたら、新たな道が開けて…。今となっては、それで良かったんだと思います。
セクシー企画断らないのは“年の功”、「服や布があるだけありがたい」
青山めぐ 普段からあんな感じです。自分を飾ったり、よそ行きに見せたりしても上手くいかないと実感しているので、テレビでもそのまま(笑)。でも、もし20代前半であの企画をやれと言われていたら、「恥ずかしくて嫌です」と断っていたかもしれない。“もも時計”は29歳の頃でしたし、恥ずかしさは本当になくて…年齢的なタイミングも良かったのかな。正直、企画の意味は全然わからないですが、面白ければいいかと(笑)。
――落ち着いてキモも座ってきた20代終盤だからできたこと?
青山めぐ まさに年の功です(笑)。とはいえ、以前は年齢が上なことが、コンプレックスでもあったんですよ。撮影現場で若い子たちと一緒になると、「一人だけ昭和生まれ〜!」なんてイジられることもありました(笑)。でも、今はこの年齢だからこそ、恥ずかしさや葛藤がなく、全力で楽しめている。年とっていて良かった!と思えました(笑)。
――とはいえ、“Tシャツから透けると乳首に見えるおせち料理”など、普通ならNGにしそうですが。
青山めぐ ヌード以外はNGなしですね。でも、乳首は乳首で楽しいですよ(笑)。だって、こういう仕事じゃない限り、胸に豆を付けるなんてこと絶対ないじゃないですか。「男の人はこんなのが面白いんだ、へ〜」と思いながら、明るくやっています。服や布があるだけありがたいです。
賛否両論あっても女性ファン増加、「父親もそろそろ定年だし私が頑張らなきゃ」
青山めぐ そう言われていることは知っています。でも私としては、自分を抑えて我慢していた時期があっただけに、自分らしく自然にやれるのが楽しくて仕方がないんです。あれをやってから、女性のフォロワーさんも増えて、街で女性から声をかけてもらうことが多くなりました。高校生もいれば、主婦の方、年上の方と幅広い皆さんに声をかけていただいて、驚きつつすごく嬉しいです。
――青山さんの写真集発売の応援企画として、あの“50万部売れた写真集”のパロディグラビアも撮影。某女性アナウンサーのポーズの真似をすることに戸惑いは?
青山めぐ プライドも別にないですし、プロのカメラマンさんがすごくキレイに撮ってくださって嬉しかったです。話題のあの写真を忠実に再現するために、角度などかなり細かい指示に従って撮影しました。これまでで一番露出が多かったので、若いスタッフが目のやり場がなくてモジモジしていて。気の毒なので、早く終わらせてあげないと!と頑張りました(笑)。
――周りのことまで考えられるあたり、やっぱり大人ですね。家にたくさんいるという猫ちゃんのためにも頑張っているのでしょうか。
青山めぐ はい。実家暮らしなんですが、両親と妹がどんどん拾ってきた猫が今や18匹。年寄りの子も多いので、病院などお金がかかるんですよ。父親もそろそろ定年だし、私が頑張らなきゃ、というのはあります。自分の部屋は猫に侵略されたので、私と母親はソファーベッドで並んで寝ています(笑)。