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(更新: ORICON NEWS

令和婚でも直筆は人気、「美文字」ブーム経て ボールペン字講座の現在地

『中居正広のミになる図書館』での美文字ブーム デジタル化で起こった「美文字」の価値変化

  • 進化を続ける「ボールペン字講座」

    進化を続ける「ボールペン字講座」

 2013年頃には中居正広のミになる図書館(テレビ朝日系)など、バラエティー番組で「美文字」が取り上げられ、「美文字ブーム」が巻き起こったが、現在はそれも一旦落ち着いた感がある。そして2020年現在、「ボールペン字講座」が誕生してから45年の歳月が経ったが、ユーキャンはいまだに“紙での通信講座”を貫いている。「受講生お一人ずつクセや書きにくい箇所は違いますし、それに対するアドバイスも全員同じではありません。先生が肉筆で朱書き添削することで見違えるように字が変わりますので、今の段階では、紙の通信講座に勝る手法はないと思っております」と揺るぎのない自信を見せている。

 令和になり、デジタル時代となったからこそ逆に「手書き文字」の価値はある、と主張する。時代が変わっても「ボールペン字講座」の方針は変わらず、今後も「美しい文字」を推奨していくという。

 「手書きが少ない今だからこそ、きれいな文字が光り、また注目されるのだと思います。書店のPOPやカフェの黒板文字、ラーメン屋さんの看板、ペットボトルや食品、調味料のラベルはむしろ手書き文字が多いですし、とても魅力的だと思います。」と実例を挙げた。

ライフステージの変化が文字に出る、直筆が話題になったあの芸能人

 確かに、芸能人の結婚報告では、直筆の署名入りでファンにお知らせすることが多い。写真一枚で伝えられる場合も敢えて「手書きメッセージ」を入れることで人柄が伝わったり、特別な思いが伝わると言われる。

 自筆署名が出る度にクローズアップされることが多いのが宮沢りえ。一度目の結婚、母の訃報、離婚、森田剛との結婚と4つのターンの文字を比較されていた。以前はギャル風の独特な文字だったが、森田との結婚報告では、凛とした美文字へと変貌を遂げており、ネットでも話題に。

 壇蜜も「手書きお手紙」をブログに載せていたことで人気を得ていたり、深田恭子の達筆などは、良い“ギャップ”として効果的だ。

 「手で文字を書く機会が減ってきていますが、いつの時代であっても、美しい字は書く人だけでなく、目にした人も幸せにしてくれるものだと信じております」と文字の重要性を力説した。電子化に一存する中「災害時の手書きパネル」の重要性が見直されたり、芸能人の「令和婚」でもへの直筆投稿の人気は根強く、手書き文字は「特別」で「重宝」されるものへと変化しているようだ。

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