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ORICON NEWS
SNSで反響呼ぶ『100日後に死ぬワニ』作者の素顔…「ラストは決まってる」
普通の日々を過ごすワニに集まる「死なないで」の声
実際の季節とリンクしているため、元日には親友のネズミと初詣へ出かけたエピソードがアップされる。2匹はおみくじを引くが、ワニはなんと大吉。そしてネズミが凶を引いてしまう…。これには「親友が亡くなるから凶?」「死ぬことがワニにとって幸せな出来事があったりして」などの深読みする読者が現れるまで発展。
ひそかに思いを寄せる先輩ワニに声をかけられなかったり、特にやりたいこともなくバイトの日々を過ごしたり…ワニの100日目は一体どうなるのか、19時に更新される新作をユーザーは日々待ち望んでいる。
「100日で死ぬ」悲観的になりそうなテーマをあえて描いた理由
――まず初めに、きくちさんの活動歴を教えてください。
【きくちゆうき】なんだかんだいろいろあって、27歳でイラストレーターとして独立しました。現在は、リイドカフェにて「SUPERどうぶつーズ」という漫画を連載させていただいています。
――TwitterやInstagramで作品を投稿されたきっかけは?
【きくちゆうき】たくさんの方に作品を見てもらうのに1番早かったからです。
【きくちゆうき】「いつか死ぬ」生きているということはいつか死ぬということ。自分の「終わり」や周りの人の「終わり」それを意識すると、行動や生き方がより良い方向にいくのではないか。ワニを通してそれらを考えるきっかけにでもなればいいなと思っています。
――深いですね。RTやいいねだけでなく、コメント欄にも様々な感想が寄せられています。「自分は当然、あと100日では死なないと思ってみてるけど、自分ももしかしたらって考えさせられる」「クラウドファンティングでお金を集めてでも、なんとかワニを救いたい」など…、ここまでの反響を見て感想をお聞かせください。
【きくちゆうき】たくさんのコメントを頂けて嬉しいです。
――コメントの投稿が作品の展開に反映されることはあるのでしょうか?
【きくちゆうき】面白い考えがあるなぁと思い、コメントを読ませていただきますが作品に反映させることは特に考えていないです。
1/3が経過…自身がワニとなり日々ストーリーを進めていく
初詣では親友のネズミがおみくじで「凶」をひいてしまう
【きくちゆうき】決まっています。
――そうなんですね! ドキドキします。「100日後に死ぬワニ」を描く上で、気を付けている点やこだわりはありますか?
【きくちゆうき】自分がワニになることです。
――読者も「自分も100日後にどうなっているかわからない」「毎日を大切に生きなくては」と、ワニを自分に重ね合わせて見守っているようです。ワニの毎日を通して、きくちさんが伝えたいメッセージは?
【きくちゆうき】うまく出来ているかわかりませんが、伝えたいことは作品を通じて伝えられたらと思っています。作品を「きっかけ」に、生き方に影響を与えることが出来たら嬉しいです。
――毎日の感想を読む限り、大きな影響を与えていると思います。最後に、この作品に限らず、今後描いてみたい作品の構想や、ご自身の目標などがありましたらお聞かせください。
【きくちゆうき】漫画に限らずいろいろな作品を作りたいと思っています。自分の作ったキャラクターのソフビが出来て、それを棚にズラリと並べたいですね。
今日もワニは元気にごくごく普通の日々を過ごしている。100日後が訪れた時、本当にワニは死んでしまうのだろうか? それとも、もしかしたらハッピーエンドが待っているのではないだろうか。1日1日大切に過ごしながら、ワニの最終話を見守りたい。
INFORMATION
■Twitter @yuukikikuchi
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■きくちゆうきオフィシャルサイト https://studio-kikuchi.com/
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