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【バーレスクダンサー】元チョコレートショップ店員のChoco 「峰不二子」を目指し夜の六本木へ

Choco

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 東京・六本木に、月売上が約1億円にものぼる景気の良い場所が存在する。その名も「バーレスク東京」。店内には大型LEDが四方八方に設置され、中央には回転するステージ、そこで人気曲とともにセクシーな美女ダンサーたちが華々しいパフォーマンスを繰り広げる “新感覚エンターテイメント空間”だ。今回はダンサー・Chocoさんにインタビュー。名前の通り、「チョコが好き」で、「チョコレート屋で働いていた」彼女がここに入った経緯とは。

「セクシーな女性」目指して飛び込んだ

――なぜ、バーレスク東京で働こうと思ったんでしょうか。

Choco大学を卒業して、社会人になってから趣味でポールダンスを始めました。でもポールダンスってレッスン代など、継続するのに意外とお金がかかって、新卒社会人のお給料では定期的に通うのが大変だったんです。そんな中、このお店を見つけて。ここだったらポールダンスをやりながら自分を磨くこともできるし、今しかないと思って飛び込みました。採用試験を受けるまで、六本木に足を踏み入れたことすらなかったんですけど(笑)。

ポールダンスではセクシーさとかっこよさを表現することできます。私、親の影響もあって『ルパン三世』がすごく好きで、峰不二子が憧れの存在なんです。お喋りなのでセクシーとはほど遠い性格なんですけど、社会人になっても憧れの気持ちが消えず、だったら1度本格的にセクシーさを磨いてみようと。だから目指すは峰不二子です(笑)。

――「社会人になってから」と仰ってましたが、前職は何を?

Chocoチョコレートが大好きで、大学を卒業してチョコレートの専門店に就職したんです。新卒から1年間だけ、神奈川にあるカカオ豆からチョコレートになるまでの工程を一貫して行う「ビーン・トゥ・バー」のお店で。でも体調を崩してしまって辞めることにしました。一時はチョコレートを敬遠していた時期もあって、嫌いになる前に辞めようかと。

もちろん今は、毎日チョコレートを食べています。それこそ食事がわりに(笑)。そのまま過ぎて申し訳ないんですけど、名前もそこからつけました。

セクシーな衣装でダンス 親には内緒にしていた

――少し露出度の高い衣装も着ることになりますが、抵抗はなかったですか?

Chocoまったく抵抗なかったですね。でも親の問題があって……元々古風な家というか、ポールダンスを始めた時も「そんなに露出して……」みたいなことを言われていたので、最近までずっと黙っていました。

けど周りに勧められて、初めてソロでポールダンスショーをやれるようになった時に、親に伝えることにしました。そしたら両親は「あんたの決めた人生なんだから、体に気をつけて頑張れ」と背中を押してくれましたね。いまでは報告することにしてよかったと思っています。

――舞台に立つことによって何か気持ちの変化はありましたか?

Choco今までジャズダンスとかいろいろ経験してきたんですけど、発表会レベルというか、“ステージで魅せる”という経験はありませんでした。だからいま舞台でダンスができることに喜びを感じています。お客さんに感動してもらいたいという責任感も芽生えてきましたね。

ある時、スタッフさんに「ポールダンスしてるときは顔が全然違うね」って言ってもらえて、それがすごく嬉しくて。普段の自分とは一味違う姿を表現できるのが素直に楽しいです。

いつか感動を与えられるポールダンサーに

――お仕事の話が多かったので、少しだけプライベートのお話も。息抜きはどうされてるんですか?

Choco私、揚げ物がすごい好きなんです(笑)。あんまり外出しないので、だったら家で美味しい物を食べたいと思って、業務用のスーパーで鶏肉を買ってきて、自分の食べたいときに揚げています。生姜やにんにくとかで“味変”したり。「食べたい時に我慢する」っていうストレスはなるべく抱えたくないようにしています。

――最後にChocoさんの目標を教えてください。

Choco今は来てくださるお客さんにとにかく楽しんでもらいたい、それだけですね。あまり先のことは考えていないんです。一瞬一瞬の気持ちを大事にしているというか、自分の感情に素直でいたい。このお店に来てくださる方に驚きを感じてもらうことを大切にしながら、感動も与えられるポールダンサーになりたいです。

(取材・文/中山洋平 撮影/飯本貴子)

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