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愛いっぱいのふわもこ“押し花アート”、ペットロスにも「涙が出た」「世界に1つだけの宝物」
型にはまらず自由な発想で、誰でも作れる方法で誰にもマネできない物を作りたい
【花兔さん】13年になります。子供達が小さい時にお花屋さんにパートで勤めていて、花の知識を勉強させて頂き、売れ残りのお花を頂いたりして、それを見よう見まねで押し花にしてみたのがきっかけです。
――“押し花アート”はどなたかがやっていらっしゃったのですか。
【花兔さん】いえ、独学です。型にはまらず自由な発想のもと作っています。
――オリジナルの作品作りにおいて、こだわりはありますか。
【花兔さん】こだわりを持つというより、誰でも作れる簡単な方法で押し花を作っています。それを使い誰にもマネ出来ない物を作り出したい!と言う思いで作っています。
――押し花も一般的な方法で作られているのですか。
【花兔さん】しっかり乾燥させることは心がけています。ただ日光に当てすぎると茶褐色に退色し綺麗な色が保てなくなるので、シリカゲルなど簡単に手に入る乾燥剤を使い保管しています。
――ペットを題材にしてほしいという声が多いようですね。
【花兔さん】特に天国に逝ったペットを作って欲しいと言う依頼が圧倒的に多く、受け取った方たちはどのような気持ちで受け取ってくれているのか‥とずっと思っていました。でも昨年、私が16年大切に大切に育てて一緒に暮らしてきた愛猫を2匹を失い、作ってみたんです。すると自分で作った作品ですが、ものすごく愛おしく思えてすごく嬉しかったのです。これは喜んで頂ける!涙してもらえる!と確信しました。今まで以上に自信も持てました。
雑草も野菜も押し花に、乾燥日数を変えて微妙な色合いも自然素材だけでそろえる
【花兔さん】デッサンをする。それに合う花を選び、貼り絵切り絵を組み合わせたような感じで花をどんどん重ねていき、陰影などをつけていく。まわりに花を飾り出来上がり。
――どのくらいの時間で1枚の絵を仕上げるのでしょうか。
【花兔さん】大きさやデザインにより全然変わってくるのですが、A4サイズのウェルカムボードであれば5時間ほどで作りあげます。犬一匹なら2時間程度で作ります。
――押し花の材料はどのように手配されているのでしょうか。
【花兔さん】自分で育てたものや実家で育った花や、散歩のとき道端で見つけた花や雑草や、お花屋さんで見つけた可愛いお花や、スーパーに売っているおつとめ品のお花などを、全て自分で押し花にしています。