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「なんだこの癒しの暴力は!」ほのぼの絵 “猫に育てられたドラゴン” に反響、組み合わせの妙狙う
猫とドラゴンの兄弟のような掛け合い反響「他人と被らない“刺激”ほしかった」
神虫からすみさん小さいころから本を読むより絵を描くことのほうが好きでした。絵具からペン、ペンからデジタルイラストへと変わっていき、自然な流れでイラストを描くようになっていました。
――「猫に育てられたドラゴン」はどのように思いついたものですか?
神虫からすみさん猫、蛾、鳥、トカゲといった生き物が好きで、他人と被らないイラストを描いて「あえてそれを?」と思ってもらえるような意外性や刺激が欲しかったんです。以前アオジタトカゲというトカゲを飼っていたことがあったので、本当は“猫に育てられるアオジタトカゲ”を描こうと思っていました。しかしそれだと非現実みがイマイチ足りないと思い、アオつながりで“青いドラゴン”にしようと変更して「猫に育てられたドラゴン」となりました。
――「猫に育てられたドラゴン」を描く際に大切にしていることをお聞かせください。
神虫からすみさんドラゴンには、しゃべらせないことですね。ドラゴンという非日常のファンタジー生物がいるけれど、それ以外は普通の猫屋敷として描いています。猫とドラゴンはペットとして飼われている設定なのですが、飼い主の顔もあえて見せていません。あくまで主人公はドラゴンなので、今後も書く予定はないです。
――イラストを投稿した際SNSについたコメントで、一番うれしかったコメントはありますか?
神虫からすみさんお褒めのお言葉全部が一番うれしいですが、『絵本で欲しい』という声が多かったことですね。
SNSに投稿すると叫び声の嵐「オオスカシバを皆に知ってほしい。その解決策になったのがイラストだった」
神虫からすみさんオオスカシバという蛾を実際に飼っていて、普段は虫の絵をよく描いています。徐々に知られるようにはなってきましたが、私が飼育し始めた頃は知名度も低く、SNSに生写真を乗せれば叫び声の嵐でした。写真ではだめだ、どうしたら多くの人に見てもらえるか。考えた結果、オオスカシバをイラストキャラ化して漫画やイラストを描こうという発想に至ったんです。それを続けて行くうちに、イラストの合間に写真を乗せてもみてくださる方が徐々に増えてきて、「虫はダメだけど、オオスカシバはかわいい」といった声も聞こえるようになりました。
――「蛾」のなかでも、特にすきな種類は? またその魅力についてお聞かせください。
神虫からすみさんオオスカシバ…と言いたいところですが、一番は何といっても「イボタガ」です。モルフォ蝶が宝石のような美しさであれば、イボタガはペルシャ絨毯のような美しさがあり、一目見て模様の細かさに心打ちぬかれました。また、個体差によって模様の若干の差があり、何匹見比べても飽きないのが最大の魅力です。
――ほかの投稿を見るに「鳥」と「蛾」は実際に買われていたりもするのでしょうか?どんな種類を飼われているのかお聞かせください。
神虫からすみさん孵化時期や寿命が違うため、入れ替わりは激しいですが、オオスカシバ、ウスタビガ、オオミズアオなどの5センチ以上の大型種メインに、卵から飼育、野外で採取した幼虫、様々な形で蛾を飼育しています。鳥は虫と相性が悪そうなので今のところ飼う勇気はありません…でもカカポなら飼ってみたいなと思っています。
――蛾に触れ合うえで、苦労したことは何ですか?
神虫からすみさん蛾は蝶にくらべ体部分の毛(鱗粉)が多く、指で軽く触るだけでも剥げてしまうので、特に力加減や触り方に細心の注意をはらいます。 剥げた鱗粉は生え変わることがありません。また、成虫になると食事を摂らなくなる種類もいますが、スズメガの種類はホバリングしながら花蜜を摂取する為、上記の鱗粉剥げの注意をしながら、餌に誘導し、ストローを出させるまでがかなり大変です。覚えがいい子は餌場に誘導すると自然と飲んでくれるのですが、そうじゃない子は飲ませるだけでも1、2時間持っていかれます。
――今後、どのように活躍していきたいですか?
神虫からすみさんやはりメインは変わらず虫なので、オオスカシバやオオミズアオの蛾のコンビを描きつつ猫とドラゴンの創作幅を広げ、今後はデザインフェスタなども率先して参加し、グッズやお声が多かった書籍化などの仕事にも専念していきたいです。
神虫からすみオオスカシバの人
Twitter:@k_arasum_i(外部サイト)
YouTube:https://www.youtube.com/channel/UC95V9Nh1tq33fEGYXTZ9Pew(外部サイト)
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