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“新幹線のファーストクラス” 移動時間も特別な思い出になる「グランクラス」乗車レポート

 新幹線での移動は、ワクワク感もあるが、「疲労」もセットでやってくるもの。経済性優先で席を選ぶと、長時間の移動は足腰に負担がかかる。できれば旅先や出張先での活動のために温存しておきたい、と思わないだろうか。

 新幹線移動でそんなニーズに応えてくれるシートといえば「グリーン車」が思い浮かぶが、今回ご紹介するのは、そのさらに上の快適さを誇る車両「グランクラス」。グランクラス車両は、東北・北海道新幹線(E5系・H5系)と北陸新幹線(E7系・W7系)、そして上越新幹線(E7系)に設けられている。

 “飛行機のファーストクラス”をイメージして作られたというこの車両の魅力は、空間の居心地の良さ、座席の快適さに加えて、軽食やドリンクなどのサービスもあり(※列車によって異なる)、移動中に疲れないどころか元気になれるほどのプレミアムな時間を過ごせる点。

「記念日などの特別な旅行では普段よりちょっと贅沢をしたいと思いますか?」とのアンケート調査をORICON NEWSで実施したところ、「はい」と答えた人は全体の97% 。グランクラスは、そんな「旅を上質に彩りたい」という気持ちに応えてくれる車両とのことで、今回は実際に乗車し、サービス内容や乗り心地などをレポートする。
≫グランクラスについて詳しく見る

1両だけの“プレミアム”な車内は静寂な空間が広がる

 さて、グランクラス車両に乗り込もう。

 グランクラスの車両は、どの新幹線も「1両だけ」となっており、その座席数は全18席。数からして“プレミアム感”がある。

 乗車した日の車両はご覧の通り。行楽客の話し声が届かない、ゆったりとくつろげる空間になっている。座席には一人席と二人席があり、ひとりで乗車する場合でも、隣の乗客に気兼ねせず、仕事したり、眠ったりできるのが嬉しい。

一瞬で眠りに落ちそう……長時間の体を支える快適なシート

 実際に乗ってみて一番感動したのが、まるでマッサージチェアのようなこちらのシート。

(左)リクライニング前 (右)リクライニング後

(左)リクライニング前 (右)リクライニング後

 この座席、最大45度まで倒すことが可能。後ろの席に影響なくリクライニングできる設計なので、誰にも気兼ねせずに最大傾斜まで倒せる。ただ背もたれが倒れるだけでなく、同時に座面と脚部分が持ち上がり、脚の重力からも解放してくれるので、最大リクライニング状態の座り心地は、まるで「ベッド」のよう。
 なお、最大傾斜時のシートの座り心地はというと、適度な弾力のあるふかふかな素材に、背中を包み込む背もたれ、角度のついたフットレストで、太ももにかかる圧からも解放……一瞬で眠りについてしまう恐れがあるほどに心地よい(筆者もあやうく眠りかけた)。このあとほかのサービスについてもう少しだけ紹介するが、このシートを体験できるだけでもグランクラスに乗る価値があるなと感じる衝撃体験だった。

 また、操作はアーム部分にあるコントロールパネルで行う。「おこす」「たおす」という2つのボタンだけでも操作が可能だが、背中、腰回り、足周りと、それぞれのパーツごとに自分の好きな角度に調整することもできる。ちなみに、レンタルのブランケットと、持ち帰りもできるグッズとしてスリッパとアイマスク、靴べらがあり(※「グランクラス(飲料・軽食なし)」のタイプにはアイマスク・靴べらが用意されていないので注意)、それらのアイテムも併用すれば、あっという間にいい夢が見られることだろう。

これぞ贅沢時間の極め付け。至れり尽せりのサービスをご紹介

 最後にご紹介するのは食事などのサービス。3月29日現在では、和・洋から選べる「軽食」、沿線の産地食材を使った「茶菓子」をいただくことが出来たが、4月1日よりそれらをリニューアルすることが決定。地域の魅力をより感じられるメニューに変更。

 座席に座ると、すぐにアテンダントが注文を聞きに来てくれるが、それ以外のタイミングでも呼び出しボタンで来てくれるので、追加ドリンクの注文や、ゴミの回収など、至れり尽くせりのサービスを受けることができる。

グランクラスにお得に乗る方法は?

 と、これだけ満足度の高いグランクラスだが、利用するのに必要な料金は、グリーン料金に加えて5,000円程度(※区間・列車により異なる)。
【運賃・料金例】東北新幹線はやぶさ「東京ー仙台(片道/大人)」の場合、グリーン車14,790円、グランクラス(飲料・軽食あり)19,930円(2019年3月現在)
 長距離移動の場合は乗車時間が2時間を超えることもあり、移動による疲れも溜まりがちだが、グランクラスを利用すれば、その時間は身体と心の「消耗」ではなく「滋養」の時間になり、到着先での時間もより充実したものにできる。そう考えると、リーズナブルに感じるのではないだろうか。モバイルSuicaでチケットを買えば「モバトク」の割引を受けられるほか、「えきねっと」で購入すればポイントがつくので、先の利用を含めて考えるとまた便利に。

「えきねっと」で予約する

 なお、2019年4月1日(月)〜2019年6月30日(日)の期間で、上越新幹線限定で「ふらっとグランクラス」という旅行商品が設定されている(※上越新幹線のグランクラスは専任アテンダントによる車内サービス、飲料・軽食などはなし)。グリーン車指定席に1,000円プラスした価格でグランクラスに乗れる(※予約は出発前日の18時まで)。ぜひこの機会に体験してみてはいかがだろうか?
≫グランクラス公式サイト
≫「ふらっとグランクラス」詳細
【調査概要】
調査時期:2019年2月26日(火)〜28日(木)
調査対象:計1000名(自社アンケート・パネル【オリコン・モニターリサーチ】会員10代、20代、30代、40代、50代、60代の男女)
調査地域:全国
調査方法:インターネット調査
調査機関:オリコン・モニターリサーチ
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