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橋本環奈、ハタチの決意「この業界でしか生きていけない人には、なりたくない」

 本日、2月3日の誕生日でハタチになった橋本環奈。映画『銀魂』でのヒロイン・神楽役に続き、ドラマ『今日から俺は!!』(日本テレビ系)で見せた元ヤンキーの女番長役の振り切った演技も大好評でコメディエンヌとしての評価も高い。女優として大きく飛躍中の彼女は、先日発表されたオリコンの『2019期待の新成人ランキング』でも、堂々の第2位に輝いた。そんな彼女が、2月18日からAbema TVで配信される純愛ドラマ『1ページの恋』で連ドラ初主演。作品への思いと、ハタチを迎える今の心境について聞いた。

ひたむきにがんばる女性はカッコいいし、応援したくなる

――最初にドラマ『1ページの恋』主演の話を聞いたときは、どんなお気持ちでしたか?
橋本環奈 Abema TVの配信ドラマに出演させていただくのも初めてですし、純愛ドラマということで、すごく楽しみでした。

――『1ページの恋』は、Abema TVが開催した次世代の才能を発掘するコンペティションで、大賞を受賞した作品なんですよね。
橋本環奈 たくさんの方が応募した中から選ばれた作品を演じるということが、とても新鮮でした。公募のテーマ通り、10代20代の女子が胸キュンできるような作品だったので、その純愛さを大事にしたいなと思いましたね。実は私自身、ふだんからキュンとしにくいタイプで(笑)。でも脚本を読んで、気持ちや純粋さが伝わったので、「きっとみなさん胸キュンしてくれるだろうな」って思いました。
――まさに橋本さんの同世代が楽しめるドラマですよね。等身大の主人公・水瀬あかりを演じる上で、どのようなことを意識しましたか?
橋本環奈 いちばんは、あかりの純粋さですね。大人になるにつれて成長はしていくんですけど、根本の純粋な部分は変わらないほうがいいかなと。あかりのまっすぐさや、何事も全力な部分を大切にして演じました。ひたむきにがんばってる女性ってすごくカッコいいし、かわいいし、応援したくなるじゃないですか。そんなあかりの好かれる理由が伝わるように意識しました。「あかりちゃん、モテないでしょ?」って思われたらダメだから(笑)。あと、あかりってすごく鈍感なんです。でもいろいろなことに気づかないその正直さが魅力でもあると思います。例えば、作品の中でも大野さんが演じている奈津菜が、「そこがあかりのいいところなんだけどね」って言うセリフがあって。その言葉を体現したいなと思いました。

――今作は橋本さんの新しい一面になりそうですね。
橋本環奈 そうですね。いままでラブストーリーはあまりなかったので。演じるあかりとして、新しい一面はあるんじゃないかなと思います。

初の主演、小栗旬から学んだことは「居心地のいい現場を作るのが座長」

――さらに、今回は初めての連続ドラマ主演になります。座長として心がけたことはありますか?
橋本環奈 自分が座長としてというよりは、キャストやスタッフの皆さんが支えてくれたからこそできあがった作品だと思います。“座長!”って感じでもなかったし(笑)、自分が引っ張った部分があったなら良かったです。

――(笑)。橋本さんが今までご出演された作品で、座長の姿をたくさん見てきたと思います。橋本さんにとって座長とはどのような存在だったのでしょうか?
橋本環奈 みなさん引っ張ってくださるんですけど、それぞれ色が違いましたね。例えば、映画『銀魂』の小栗(旬)さんはアクションをスタント無しで、全部自分でやってしまうんですよ。めちゃめちゃ自分自身を鍛えるし、練習も何回もしていて、その姿をみると「私たちも自分でやらなきゃ!」って気持ちになるんです。あと、居心地のいい現場を作るのも座長のすごさだと思っていて。小栗さんはきっと誰もが居心地よく感じるような現場だと思います。そういう座長だからこそ、ついていきたくなるんでしょうね。

――間近で座長を見てきた経験は今回の作品で生きたのではないでしょうか。
橋本環奈 そうですね。キャストもスタッフさんも含め、かなりアットホームな現場でした。私自身、撮影がすごく楽しかったですし、みんなも楽しんでくれていたと思います。「終わりたくない!」って言ってくれたのは、すごくうれしかったですね。

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