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(更新: ORICON NEWS

『第11回 好きなスポーツ選手ランキング』男女別TOP10を発表

第11回 好きなスポーツ選手ランキング 2018

 平昌冬季五輪が大いに盛り上がりを見せた今年。スポーツ界では2020年の東京五輪に向けて、次世代のアスリートたちが鍛錬に励んでいる。そこでORICON NEWSでは、今年で11回目を数える現役アスリートを対象とした、『好きなスポーツ選手ランキング2018』を男女別で発表。その結果、「男性部門」1位にはメジャーリーグで活躍するプロ野球の【大谷翔平】選手が初の首位に。「女性部門」ではテニスの【大坂なおみ】選手が同じく初の首位を戴冠した。

日本人初のグランドスラムシングル優勝で話題をさらった大坂なおみが首位に

 女性部門で初の1位に輝いた【大坂なおみ】選手は、日本人初のグランドスラムシングルス優勝を達成して、大いに話題をさらった。優勝でWTAランキングも7位に上昇し、トップ10入り。続く東レパン・パシフィック・オープンはカロリナ・プリスコバに敗れたが準優勝するなど、今後の飛躍も大いに期待されている。

 前人未到の記録を打ち立てたことに「今までの日本人女子プロテニスプレイヤーにはない力強さを感じるから」(愛知県/30代・男性)、「ウィンブルドンでも優勝できるようなプレイヤーになってほしい」(和歌山県/40代・女性)など絶賛されて、世代別でも全世代で1位となった。アグレッシブなパフォーマンスだけでなく、インタビューでのチャーミングなコメントも人気で、「可愛いし、プレーとトークのギャップが素敵」(千葉県/40代・女性)、「すごいパワフルなプレーとチャーミングなおしゃべりで親しみがわく」(長野県/50代・女性)と注目の的となっている。

 20歳で偉業を実現した大坂選手に「プレッシャーがかかる場面でも、しっかりと自分をコントロールできているからです。緊張するとミスしがちな私にとって、本当に尊敬する人です」(石川県/20代・女性)と同世代からの支持が特に高く、彼女をロールモデルとする女性が増加傾向にあるようだ。

メジャーに挑み“二刀流”の強さを実証した大谷翔平が初の首位に

  • メジャーリーグでも活躍中、初首位となった大谷翔平選手

    初首位となった大谷翔平選手

 男性部門で初の首位に輝いたのは、今年メジャーリーグに挑戦した【大谷翔平】選手。ロサンゼルス・エンゼルスに所属し、投手と打者を両立する異例の“二刀流”でアメリカをどよめかせた。投手としては10試合の登板にとどまったが、打者として104試合に出場して打率.285をマーク。キャリア最多となる22本塁打を放ち、61打点を記録した。

 世界で通用することを実証した姿に「NPB、メジャーで二刀流を実現し、投手としては手術が必要となった今もその二刀流に助けられ打者として成績を残せている点」(神奈川県/40代・女性)、「二刀流としてメジャーでも十分に通用しているので、2年目以降の活躍もより楽しみにしています」(富山県/20代・男性)と老若男女が、その二刀流ぶりを絶賛。

 あまりの活躍ぶりに「まるで漫画のような二刀流で活躍している選手で、速球も速く、ホームランも多く打てるところが魅力的で、人間的にも親しみやすいから」(埼玉県/30代・男性)と“規格外”のポテンシャルに魅力を感じている声も多数だった。

 10月1日、午前中にロサンゼルス市内の病院でひじの靭帯再建手術(トミー・ジョン手術)を行い無事に成功させた大谷選手。「残念ながら肘の手術で来季は二刀流が見れないが、完治したらまた二刀流を期待したくなる存在」(埼玉県/40代・男性)と完治を心から願う意見も散見された。

国民栄誉賞受賞の“氷上のプリンス”、体操の“絶対王者”など世界視野のアスリートが人気に

  • 多くのファンを虜にするフィギュアスケートの羽生結弦選手

    多くのファンを虜にするフィギュアスケートの羽生結弦選手

 男性部門そのほかの結果を振り返っていこう。2位となったフィギュアスケートの【羽生結弦】選手は、圧巻の演技で“氷上のプリンス”と讃えられ、多くのファンをトリコにしている。世界最高峰のスケーティング技術はもちろん、記者会見のイスまで片付ける謙虚な姿勢など、人格的な部分でも高く支持されている。

 平昌五輪ではソチ五輪に続き2大会連続で金メダルを獲得して、66年ぶりの五輪連覇を記録。6月1日には国民栄誉賞の授与が発表。23歳での受賞は個人最年少となったが、「ここまで切り開いてくださった方々がたくさんいる中で、代表として僕が頂いた」と先達への感謝を語った羽生選手。

 常にチャレンジを忘れず、求道的なまでにスケートを追求する姿勢に、「五輪2連覇も十分すごいのに、まだまだ挑戦しようとしているところが素敵だと思う」(静岡県/30代・女性)、「ストイックでやると決めたら貫く、格好良い生き様を見せてくれる人だから」(愛知県/20代・女性)など女性たちが絶賛。また、男性からも「フィギュアスケートに打ち込む姿勢のみならず、常日頃から様々な人やものや環境などに対して感謝、謙虚な姿勢を示していること」(岐阜県/30代/男性)など、リスペクトする声も多かった。
  • 後輩思いの体操・内村航平選手

    後輩思いの体操・内村航平選手

 3位は体操の【内村航平】選手。2018年は『全日本選手権』で個人3位、『NHK杯』では個人総合優勝(10連覇)を果たした。「アスリートのピークは短いので、何年も何年も世界のトップでい続けているのは内村選手は本当にすごいと思う。こんなに強い体操選手はもう二度と出てこないと思います」(岩手県/10代・女性)と不世出の才能を評価。負傷しても、めげずに練習に励む姿に「ケガをしても、前向きに頑張っているのがすごいと思う。彼が作った記録はそうそう破られるものではないと思うから」(神奈川県/50代・女性)と讃えられた。

 メディアに出演して体操の魅力を語り、「日本初のプロとなって体操選手としての可能性を広げたり、後輩たちの成長を後押しする姿も見せつつ、自らもレベルアップのための努力を続けているのがかっこいい」(鹿児島県/30代・女性)と後輩思いな点も人気の理由となっている。

水泳界の若き俊英、“霊長類最強女子”ら人気女子アスリートたちが存在感を示す

  • 初のランキング入りで2位となった水泳の池江璃花子選手

    初のランキング入りで2位となった水泳の池江璃花子選手

 2位となったのは水泳の【池江璃花子】選手。8月に『アジア競技大会』ジャカルタに出場。50m、100m自由形、50m、100mバタフライ、400mフリーリレー、400mメドレーリレーの6種目で優勝。日本人初となるアジア競技大会6冠を達成し、大会MVPに輝いた。

 18歳の若手ホープとして一躍知名度を増し「ついこの間の大会での圧倒的な強さに感動したから」(高知県/30代・女性)、「高校生でこの成績ですから、将来どうなるのか楽しみ」(岡山県/50代・男性)など将来への期待の声も数多く見受けられた。「毎回新記録を出していて、毎回わくわくさせてくれるから」(三重県/10代・女性)とどこまでも高みを目指す姿に興奮を隠しきれない声もあった。
  • 不動の地位を獲得しているレスリングの吉田沙保里選手

    不動の地位を獲得しているレスリングの吉田沙保里選手

 3位には昨年の同ランキング2連覇を達成した【吉田沙保里】選手。“霊長類最強女子”として国民栄誉賞受賞を成し遂げるなど、不動の地位を獲得。2015年の世界大会では16連覇を達成しギネス認定を受けるなど数々の記録を打ち立て、後進の指導にもあたっている。

 「オリンピックは残念だったけど、人類最強女子はこの人の代名詞だと思う。謙虚さも好き」(大阪府/20代・女性)、「最強!でも可愛らしいし、テレビでお話しされてるのを見ても好感が持てる」(東京都/20代・女性)など好感度が非常に高い。また、「素敵な男性が現れるといいですね」(岡山県/30代・男性)と良き伴侶との出会いを祈願する声もあった。

 男女ともに日本を背負い、ワールドワイドに活躍する逸材が軒並み顔をそろえたた今回のランキング。今年はスポーツ界の不祥事が相次いだが、それにもめげずにストイックに汗を流し奮闘するアスリートたちのさらなる活躍に期待したい。

※イチロー選手は、5連覇達成で13年に殿堂入り

「第11回 好きなスポーツ選手ランキング」男女別 TOP10

【調査概要】
調査時期:2018年9月25日(火)〜10月1日(月)
調査対象:計1000名(自社アンケート・パネル【オリコン・モニターリサーチ】会員10代、20代、30代、40代、50代の男女)
調査地域:全国
調査方法:インターネット調査
調査機関:オリコン・モニターリサーチ
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