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麒麟・川島がSNSで話題、“芸人のお手本”のような大喜利力

 ふとした発言が思わぬニュースになったり、炎上したり、あるいは不祥事の釈明をしたり…芸能人にとっても諸刃の剣であるSNS。一般ユーザーの方もますます過敏になっているようで、隙あらば叩くといった風潮も見られるが、一方でお笑いコンビ・麒麟の川島明のインスタグラムが面白いとジワジワ盛り上がっている。どこかクールでいながらしっかり笑いを取るという、芸人の“お手本”のような川島のSNSとの付き合い方とは?

インスタの“写真で一言”でセンス爆発、ネットで盛り上がる

 川島のインスタグラムは、お笑い芸人の写真に、かつて松本人志が『一人ごっつ』(フジテレビ系)でやっていた「写真で一言」の回答のような言葉を「#(ハッシュタグ)」にして投稿。フォーリンラブのバービーの写真には、「#武器は斧で片乳を放り出して戦うタイプの女戦士」、「#あんた何やらかしたんだいと新入りに聞く刑期の長い女囚」。ハライチ・澤部佑には「#食べ放題の店で店潰そうぜと必ずいう童貞」、「#グラビアアイドルの事をクン付けで呼ぶ童貞」となぜか童貞攻め。アンガールズ・田中卓志は「#インドに行ってから明らかに変なスイッチが入った友人」、トレンディエンジェル・たかしは「#市役所に就職したフリーザ」、インパルス・板倉俊之は「#飲み会は生産性がないと言う意識高い系の社員」、なかやまきんに君は「#台湾のスタントマン」、「#アダルトビデオのエアコン設置業者役の男優」等々、ひとりの芸人に対して10バリエーションほど投稿していて、まるでネタ出し千本ノックのような熱量なのだ。

 撮られた芸人の写真も楽屋や移動中、飲み会のときのようなシーンもあり、まるで飾り気のない“素”の姿が映っており、添えられた一言(キャッチフレーズ?)が妙にマッチしてまさに“言い得て妙”なのである。ハッシュタグも最後のほうになると、「#いるだけで場が明るくなる愛され芸人」(バービー)、「#どんな企画も成立させる名キャッチャー」(ハライチ澤部は)など、芸人仲間に対する愛に溢れる一言を入れておくあたりも心憎いばかり。

“プロならでは”の上質な笑いをテレビ外でも提供

 そんな川島だが、麒麟としては過去M‐1グランプリに8回出場、うち5回が決勝に進出(最高3位)、ピンでも2016年11月放送の第16回『IPPONグランプリ』(フジテレビ系)の決勝で過去3度の優勝を経験しているバカリズムを打倒し、出場2回目にして見事優勝を果たした。3月10日の第19回放送でも9本取得し健闘を見せた。もそもそも大喜利的なお笑い力には定評がある芸人なのだ。

 今では「bokete」などのお笑い系アプリも一般ユーザーに人気だが、川島のインスタグラムはそれとは一線を画した、いわば“笑いのプロ”によるハイレベルのボケ。“絵力”としても強い芸能人の写真を題材に、さらにお笑い芸人としての実力がそこに乗るわけだ。川島の投稿にはフォロワーたちが自分で考えたおもしろ#を投稿して大喜利合戦の様相も呈するという“相乗効果”も生んでいる。

諸刃の剣であるSNSを、特性に応じた“使い分け”で笑いに昇華

 一方、芸人のSNSと言えば、ウーマンラッシュアワー・村本大輔、オリエンタルラジオ・中田敦彦、キングコング・西野亮廣はTwitterでたびたび炎上し、吉本芸人の“炎上三銃士”との不名誉な称号で揶揄されたりもしている。ダウンタウン・松本人志はTwitterでつぶやくたびに何かと話題になり、『ワイドナショー』(フジテレビ)で解説するという流れも定番となったようだ。

 もちろん、お笑い芸人だけでなく芸能人全般、SNSは何かと話題になる。さかなクンは、エゴサーチした結果「声がうるさい」等の批判コメントを見てショックを受け、悩みすぎたら熱が出たということがニュースになったことも記憶に新しい。モデルの梨花は「質素な朝ごはん好き」とインスタグラムに写真と共に投稿しただけで、「これは質素じゃない」、「なんて贅沢な」といった反発コメントが寄せられたこともあった。中には批判めいたことではない投稿内容でも、ネットユーザーの過敏な反応によって“炎上”することも多々あるのだ。こうなると芸能人にとってのSNSは、もはやデメリットのほうが多いのではないかと思ってしまうが、それでもSNSでのPRや情報発信、ファン交流としても芸能活動に欠かせないものでもあり、何とも悩ましい事態となっている。

 そうした中、川島はインスタグラムではしっかりと笑いを提供しつつ、Twitterでは日々の芸能活動の記録を投稿するほか、巡り合ったおいしい店をフォロワーとシェアをする。「中目黒『三宝亭』の麻婆麺。会心の昼食となりました。最近飛び込みで行ったお店で残念な結果が続いていたのも、この麻婆麺のフリだったのかと思えるほど美味しかった。山椒の辛味はキングダムの楊端和を思わせるような美しいキレ」(川島Twitterより)など、想いを込めた臨場感たっぷりの食レポを、どこかほっこりする“川島ワールド”を感じられるエッセンスをプラスして綴っているのである。

 つまり、各SNSの特性に応じて、ネット活動のお手本のような使い分けを見せているのだ。写真がメインのインスタグラムでは芸人仲間をネタにはしているものの誰も傷つけず、芸能人という立場も活用しがらSNSでもプロの芸人らしく笑いを提供。Twitterでは有益情報の交換に徹している。そんな川島のインテリジェントな気質は、お笑い芸人としての“安定感”にもつながっているように思える。相方・田村裕の著書のベストセラー化が麒麟として注目されるきっかけではあったが、先述の『IPPONグランプリ』など、川島のピンでの活躍が続いているのもうなずける。炎上に悩む芸能人たちは、麒麟・川島のSNSとの付き合い方を参考にするといいかもしれない。

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