(更新:)
ORICON NEWS
『メレンゲ』新MCにも抜擢 ジャニーズのニュータイプ伊野尾慧が独自枠を確立
嫌味のない可愛さの伊野尾なら女性陣に交じってのMCもアリと視聴者も納得
伊野尾は、そのマッシュルームカットと上目遣いで小動物のような雰囲気を醸し出し、V6の岡田准一が番組で「いつも眠そうで、かわいくてムカつく」などと発言したことをきっかけに、ジャニーズファン以外からも注目されるようになった。それだけに、「伊野尾なら女性陣に交じってのMCもアリかな」と、視聴者も何となく納得してしまうところがある。
「ここ数年、Hey!Say!JUMP自体、2007年デビューの時の勢いが若干なくなってきてるのかなあと感じてましたが、最近はメインの山田涼介くんが“ハイレベルなアクションもこなせる俳優”として大きく成長してきています。中島裕翔くんも先輩・岡田准一さんが『俳優として期待している』と言うほど演技力を上げ、『半沢直樹』(TBS系)では、“いい意味でジャニーズ感がしない”とネットでも評価が集まっていました。八乙女光くんもバラエティで活躍していますし、個々のスキルアップが目立ってきています。伊野尾くんにしても、高視聴率番組『志村どうぶつ園』(日本テレビ系)で、猫耳をつけた“伊ニャー”のキャラがすっかり定着している。猫ブームもあって、今ではほとんどレギュラーのように出演しています。その上、映画『ピーチガール』(2017年公開)では、映画初出演にして初主演も決定しました。伊野尾くんのメンバーにおける立ち位置も日に日に上昇していると思います」(テレビ誌ライター)
ただのカワイイ猫キャラではなく、頭の良さやシビアで客観的な観察眼も
一方、伊野尾は明治大学理工学部建築学科を卒業したインテリでもあり、昨年の『24時間テレビ』(日本テレビ系)では被災地の学校の図面を描いてリフォームを成功させたり、坂上忍に『有吉ゼミ』(同系)内で「俺んち建てない?」と誘われたりと、その実力はなかなかのもの。伊野尾本人も“建築アイドル”を自称し、『100秒博士アカデミー』(TBS系)でその知識を披露し、ダウンタウンの松本人志に「何で最近ジャニーズはどんどん高学歴になっていってるの?」と質問されると、「ジャニーズだけでは食ってけねえっていう感じなんですかね」と、意外にも堅実な心情を吐露したのだった。
ただの甘えん坊でカワイイ猫キャラの“おねむ男子”と思いきや、頭の良さやシビアで客観的な観察眼など、様々な“引き出し”を持っている伊野尾。同じHey!Say!JUMPの山田も女子力の高い男子として知られるが、キリッとしたイケメンの山田に対し、伊野尾はいい意味で“男性”を感じさせないところも独特感がある。これまでも“ふわ系”の乙男(オトメン)はいたが、ドラマやバラエティでポジションを獲得していくのは意外と難しかった。しかし、ごく自然な流れで各番組の中に溶け込んでいける伊野尾はある意味、異色の存在と言っていいだろう。また、上田美和原作マンガを実写化した映画『ピーチガール』で映画初出演にして初主演を務めることも決まり、ダブル主演を務める、もも役の山本美月に興味を抱く学校一のモテ男・カイリ役を演じる。現在25歳の伊野尾慧だが、今後は今までになかったジャニーズアイドルの“ニュータイプ”として、独自の路線を築き上げていくのかもしれない。