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ORICON NEWS
TVアニメ『デュエル・マスターズVSR』OPを歌う氷川きよしの後輩・はやぶさ!ヒャダインと異色コラボ
5年目で見えてきたグループ内での役割
ヤマト ファーストコンサートだったので、何から始めていいかもわからず、本当に手探りでした。でも、曲が決まって、リハーサルをして、本番を迎えて……すごく楽しかったですし、充実感、達成感を感じました。
ショウヤ コンサートを行うということは昨年の春に発表されたんですけど、その時は正直、まず客席が埋まるのかなっていう不安がありました。山川(豊)先輩、水森先輩の明治座公演の頃から先行予約も始まったんですけど、一般発売は1分ほどで完売になって、ホッとしました。そこからお客様にどうしたら楽しんでいただけるか、メンバー、スタッフと練っていったんですけど、自分たちだけで全部やらなきゃいけないっていうのは初めての経験なので、不安は大きかったですね。
――そうやって準備していって、幕が開いた瞬間、いかがでした?
ショウヤ ものすごい数のペンライトで……ペンライトの海というか。それにすごく感動したのと、すごく大きな掛け声をいただいて、本当に嬉しかったです。お客様も、スタッフも、関係者の方も、みんなはやぶさのために来てくださって、感謝の気持ちでいっぱいだったので、精一杯歌わせていただきました。帰りにお客様をお見送りさせていただいたとき、恐縮なんですけど、「本当に来てよかった」「いろんなアーティストのライブに行ったけど、一番良かった」って言ってくださる方もいて、まだまだ未熟ではあるんですけど、そういってくださる方がいるというのは本当にありがたいなと思いました。
ヒカル すごく感動しましたし、単独コンサートは夢でもありましたので、すごく嬉しかったですね。いろんな思い出がよみがえってきて、朝から涙が止まらなかったです。自分たちだけのコンサートっていうのは本当に大変で、責任も含めて全て自分たちにかかってくる。何回か心が折れそうになったんですけど、そうなっちゃダメって自分に言い聞かせてました。でも、不思議なことに、本番直前は緊張とか、不安な想いもどこかに行ってしまって、1曲目からものすごく楽しくて、興奮して。生バンドの素晴らしい音、お客様からもパワーをもらって、自分がいつもとは違う感じで、不思議な力で歌わせていただいているような感覚でした。途中、ステージから降りて、客席で歌うところがあったんですけど、お客様の顔が見えたときは安心しましたし、家族に会っているような気持ちでした。
――ちょうど5年目に突入する節目のコンサートとなったわけですけど、成長したなと感じる部分はありますか。
ヒカル 以前より自分たちの役割がわかってきて、ひとつの物事に対する取り組みが効率よくできるようになってきました。
ショウヤ キャンペーンとか、コンサートとか、最初はどう進行していいか全くわからず、すごくちぐはぐな感じだったんですよね。
ヤマト 今はこれはこうしようって決めたら、あとは3人それぞれ集中して、ステージに出る準備を作っていけるようになってきました。5年目に入って、そういう部分が形になってきたと思います。
ヒャダインさんのアドバイスは本当に的確ですごい
ヤマト アニメOPで自分たちの歌が流れてくるって、どういう現象なんですかね、あれは!
ショウヤ うん、不思議な感じだったよね。
ヤマト 『デュエマ』のキャラクターが曲に合わせて踊ったり、BGMとして流れてきたり……僕らずっと『デュエマ』で遊んでいた世代なので、自分の歌声が聴こえてるって、何だか不思議な感覚に陥りました。
ヒカル 最初は自分の声がアニメの歌になっていいのかなって思ってたんですけど、実際に見てみるとアニメの絵と曲調、演歌調の歌声が合っていて、初めて見たときは何枚も写真を撮りました(笑)。これをいろんなお子さんが見てくれるんだなって思った時は、すごく嬉しかったですし、たくさん歌ってもらいたいなと思いました。
――今回、サウンドプロデュースは“ヒャダイン”こと前山田さんですけど、どんなきっかけがあったのでしょうか。
ヤマト 番組でご一緒させていただいたことがあったんですけど、僕たちの曲の振付を面白がってくださったみたいで、シークレットゲストみたいな感じでも呼んでくださったんですよ。そこで「いずれ僕たちにも曲をお願いします!」って言ってたんですけど、まさかこんなに早く実現できるとは思わなかったです。ヒャダインさんは演歌・歌謡曲もものすごく詳しいんですよね。
ヒカル 音楽プレーヤーに演歌・歌謡曲がたくさん入っていて、ちょっとした休憩時間にイントロあてクイズみたいな感じの遊びもしていました。
――「エボレボ!」はポップ、ロック調なのに歌声は演歌、というギャップも話題ですが、レコーディングは難しかったのでは?
ヒカル 僕もすごく難しいレコーディングになると思ってたんですけど、楽しくできましたし、こういうこともできるんだっていう発見がたくさんあった時間でした。ヒャダインさんのアドバイスって、すごく歌いやすいんですよ。だいたいレコーディングのブースに入って、できないところがあると、どツボにハマって余計できなくなったりするんですけど、そういうときの言葉が素晴らしくて、全然不安にならないんです。すごい方なのに、全く距離を感じなかったですし、友達のように信頼できて、迷わず歌えました。
ショウヤ 自分はどちらかというとポップス寄りの声なので、そのままストレートに歌うのがいいって言っていただいたのて、自分はそのように歌わせていただきました。3人とも声の特色が違うので、それを活かして歌うようにと。すごく優しかったですね。
ヤマト 僕へのアドバイスは、とにかく低い声でかっこよくっていう。歌声のクセなどは特に伝えてなかったんですけど、声をちゃんと分析して下さっていて、「まだ裏声じゃないからもっといけるよね?」みたいな部分を、すごく的確に言ってくださいました。そうなんです、そうなんです!っていうのが何度もあった。
「みんなのうた」を機に新しいはやぶさを知ってもらいたい
ヒカル 毎回そうなんです(汗)。
ヤマト もう振付というか、ダンスですよね。3人ともダンスの経験がほとんどないので……。
――でも、歌っているときに全然息が上がらないですよね。
ショウヤ 最初はあがってましたよ。MV撮影の頃はまだ慣れてなくて、リップシンクじゃなくてちゃんと歌ってたんですけど、ヤマトと一緒に歌うところが息が続かなくて苦しかったです。僕、スキップもできなかったくらい運動音痴で、ダンスも苦手なので、最初に振付の動画をいただいたときは「無理だと思います」って言いました(笑)。本当にできないと思ってたんですけど、とりあえず今は形になってよかったなって思います。
ヒカル 僕はジムでダンスをやることもあったので、踊るのはわりと好きだったんですけど、やっぱり最初は息が上がってました。でも、わざと走って息が上がった状態から歌うという練習を繰り返していたら、だんだん歌えるようになってきました。踊りながら歌うのは気持ちがいいですね。
――今回は予約キャンペーンもかなりされてますけど、今までと違った年齢層の方も多いですか?
ショウヤ 小学生の子がお母さんと一緒に来てくれたりとか、たまたま通りかかった女子中高生とかも一緒に踊ってくれたりして、若い人が増えましたね。
ヤマト 家族連れが多くなったように感じます。
――4月からは「みんなのうた」もありますし、どんどん増えるのでは?
ヤマト そうですね。デビューからずっと演歌・歌謡曲を軸にやってきてますけど、ストリートライブ、アニメソングといろいろな挑戦をさせてもらって、どんどん年齢も広がっていってるという現象が起きているんです。また「みんなのうた」を機に、これまでになかった動きができるといいなって思ってます。
――2016年、もう2ヶ月経ちましたけど、何か挑戦してみたいことはありますか?
ショウヤ 今やってることをさらに高めていきたいっていうのもありますし、他に余裕があれば新しいことにも挑戦して、少しずつ、芸を身に付けていけたらなと思いますね。
ヒカル 僕は「水泳」です。実は泳げないので、今年の夏こそ絶対にプールか海で泳ぎたい。プロのトレーナーの方に習うなどして、何とか泳げるようになりたいですし、コンサートでもそれを活かしたことをしたいと考えています。ちょっと肉体も鍛えて…。夏だから! 今年、20代最後の年になるので、20代の最後を、有終の美で飾ろうかなって。何かひとつできなかったことをできるようにしたいんですよ。
ヤマト 僕は完全に個人的なことなんですけど、デビューしてからずっと我慢してた釣りに行きたいです。海で1本、竿と釣り糸を垂らしながらぼけーっとしたい。はやぶさ、海原へ出ます!
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