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ポスト大久保佳代子 相席スタート・山崎ケイの嫌味ない“いい女”ぶり
“ちょうどいいのブス”を感じさせるリアルなコント
さらには「目を細めてみれば山口智子」などの自虐ネタもあるのだが、確かにそのルックスは、本人も言うように「美人ではないが、ブスではない」。実際、大竹まことの『ゴールデンラジオ』(文化放送)に出演してメガネをはずしたときには、光浦靖子に「山口智子に似てる!0.1秒くらい」と言われるくらいの美貌はあるようだし、また下品な発言をしても不思議と嫌悪感がなく、逆に(この女ならありそうな話だな)という生々しさのほうが先に立つ。まさにネタにあるように、「合コンで、最初はどうでもいいが酔えばヤレそう」なタイプに見えるのだ。また、「マジメそうだけど実はエロいデリヘル嬢」を演じた際には、驚くほどのリアル感があった。
同業者、さらには人気俳優すらも困惑する山崎のいい女テクニック
さらに山崎は、『アメト――ク!』(テレビ朝日系)の「いい女の雰囲気出している芸人」に大久保佳代子、渡辺直美らとともに出演し、ゲストの綾野剛を「酔ったフリ、してあげようか?」などと困惑させ、大久保を食う勢いで「いかに自分がいい女か」をアピールし、名を挙げたのだ。
一歩間違えれば批判の対象にも…“オンナ”をウリにできる希少な芸人
“ブサイク”や“ぽっちゃり”をウリにする女芸人はたくさんいるが、大久保のように“いい女”をウリにできるのは貴重な存在だ。しかも山崎の場合は、男女ともに「ひょっとしたらいい女かも」と思わせることができる“ちょうどよさ”があり、山口智子似というネタも持っている。ましてや早稲田大学第一文学部卒業という才女であれば、トークしだいでは“ちょっと頭のいいメガネ美人”キャラも加味できる。年末年始の活躍振りから見ても、今年上半期の各局番組出演数は飛躍的に増加することは間違いなく、2016年のブレイク芸人の最右翼となる可能性は充分にありそうだ。
(文:五目舎)