ORICON NEWS
今風じゃないシャイな無骨さでモテる、サンド富澤たけし
女性誌で取り上げられる“大人の男”
また、40代向け女性誌『STORY』(光文社)の2015年5月号の別冊付録「MEN’S STORY For Couples」でも、富澤はモデルとして登場。「いつの時代も女性の『クマみたいな男の人が好き』的ニーズは衰えないことに気づいて」ということで、「サンドウィッチマン・富澤たけしさん ダイエットに挫けた夫たちには、『プーさんイケメン』の道がある!」という特集にフィーチャーされている。この特集で富澤はいじられているのではない。白いTシャツにショールカラーのカーディガンや、ロールアップしたカーキのパンツ、アウトドアブルゾンなどを身にまとい、4つのシチュエーションのファッションをしっかりとキメている。
しかし、実はこのファッション、40代女性の憧れの定番である。今の40代たちの大学生時代は、織田裕二、吉田栄作、加勢大周の平成新御三家や、反町隆史や竹野内豊のビーチボーイズコンビなどが人気があった。彼らは、Tシャツにジーンズなどのシンプルで、男らしさの際立つファッションをまとうことが多かった。富澤にそんなかつての新御三家の面影を見出している面もあるのかもしれない。
被災地支援からも垣間見える男気
しかし、富澤が人気なのはそれだけではない。東北出身であり、東日本大震災被災地への献身的な活動でも知られている。気仙沼での番組ロケ中に東日本大震災にあう。以降、募金活動や被災地訪問などを今も継続的に行っており、折にふれて熱い支援メッセージを送る姿からは富澤の優しさと男気を感じる。そんな男らしさが人間的な魅力に結びつき、信頼の度合いを深めているのだろう。
また、『バイキング』(フジテレビ系)の名物コーナー「生中継!日本全国地引き網クッキング」では、漁港に集まった人々をいじりながら強引に番組進行するコワモテな姿がウケていた。しかし、富澤も相方の伊達みきおも、一般の参加者や料理研究家をいじることはあっても、傷つけるような発言はいっさいしない。荒々しく見えて、気遣いもできる。そんなところを、女性たちはちゃんと見ている。
漫画の名物キャラクター“両さん”を実物にしたような、昔ながらの粋な男・富澤。草食系さわやかイケメンがもてはやされるなか、優男とは対照的な男くさいシャイな無骨男に、大人の女性たちは本能的に惹かれているのかもしれない。