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ORICON NEWS
女版・江頭2:50!? 金田朋子の“やりすぎない”ぶっとび芸
バラエティでブレイク前から注目を集めていた“無軌道発言”
バラエティ番組に引っ張りだこの声優・金田朋子 (C)ORICON NewS inc.
彼女の最大の特徴は、やはり普通のアニメ声とは一線を画した“超アニメ声”とでもいうべき、その高音ボイス。ある音声変換ソフトに彼女の声をあてたところ、なぜかノイズとして認識されてしまい、原因を調べてみると、彼女の声には人間の耳の可聴域を超えた20kHz超の“超音波”が含まれていた、というエピソードさえある。その他、「動物園のオウムの前で友だちと話していたら、後ろの客に『このオウム、おしゃべり上手いわね〜』と言われ、しょうがなく話し続けた」「就職試験の面接の際、いつも『君、その声ふざけてるの?』と言われる」などなど、“声”に関する逸話には事欠かない。また、150cmの身長と童顔から、「30代でも居酒屋で免許証の提示を求められる」「横浜中華街の食べ放題で、支払いのとき『中学生ですか?』と店員に聞かれたので『違う』と答えたら『では小学生ですか?』と言われた(35歳当時)」などのエピソードも多い
奇怪な謎行動には、ときに“狂気”すら感じさせる
声優としては『おしりかじり虫』などが代表作 (C)ORICON NewS inc.
また、最近では10歳年下の夫である、“アスリート俳優”森渉と夫婦セットでテレビ出演することも多く、その場合は「ゴミ捨てができず、家をゴミ屋敷にしてしまう」といった、基本的に“家事できない”妻と、その妻を助け、フォローする夫というスタンスが多い。夫婦のやりとりにしても、ときには下手な漫才よりも面白く、お互いに愛情を持っている様子も垣間見えて微笑ましくもある。そのあたりも、視聴者から好感を持って受け入れられている要因かもしれない。
かなりの“ぶっ飛びキャラ”でありながら、視聴者を不快にさせるレベルまでには“やりすぎず”、スキャンダルとは無縁の“おしどり夫婦”でもある。バラエティ番組としては、いつも天然で強烈なキャラを求めているだろうし、“やりすぎず”に“いい塩梅”で暴れてくれる存在であればなおさらだ。ましてや視聴者からの好感度も悪くないとなれば、金田ほどの適役は今のところいないかもしれない。また、それらも本人の“計算”内ではないかとの意見も一部にはあるようだが、そうした“ミステリアス”な部分もまた、金田の魅力のひとつなのだろう。いずれにしろ金田朋子は、これまでにはない“超電波声優タレント”として、息の長い活動をしていく可能性がありそうだ。
(文/五目舎)