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豪快キャラの佐藤仁美、バラエティで開花
“実は美人”の佐藤仁美、“ぶっちゃけ発言”でキャラを確立
そんな彼女が再ブレイクするきっかけになったのが、高視聴率ドラマ『家政婦のミタ』(日本テレビ系)だ。主人公の松嶋菜々子が派遣された一家の隣人役に抜擢され、嫌味な“クソババア”役を見事に演じきった。美少女時代と比べ、ずいぶんとふくよかになったその姿は、「年齢よりすいぶん上に見られた(当時は32歳だが、40歳ぐらいに見られた)」と言う。これをきっかけにバラエティ番組にも出演、冒頭のような“ぶっちゃけ発言”や“泥酔エピソード”、“開き直り”キャラで注目を集めるようになった。
不快感を感じさせない“ぶっちゃけ”ぶりで、アンチがいない
そうしたなか、佐藤にルックスもキャラも非常によく似ていると話題なのが、女優の鈴木砂羽。実際、「鈴木砂羽さんが『家政婦のミタ』で演じたクソババア役、すごく良かったです」的な一般視聴者のツィッターのつぶやきに、鈴木砂羽自身が「それはワタシじゃなくて、佐藤仁美ちゃんがすごいんだと思うわぁ」とリツイートしたというエピソードもある。しかし、同じ“ぶっちゃけキャラ”とはいえ、下ネタも厭わない佐藤のほうが、鈴木よりは“お下品”かもしれない。ここまでくると、反発もされ、アンチ佐藤も出てきそうなものだが、相変わらずバラエティには引っ張りだこで、視聴者からの好感度も高いようだ。もはや彼女の発言は、“ぶっちゃけ”のレベルを超えているものの、なぜか不快感を感じさせない。類似キャラの“結婚負け組系女優”遠野なぎこは、逆に悲壮感を感じてしまうことも多いが、佐藤の場合は、あっけらかんと明るく、“男っぷり”の良ささえ感じる。
“きっぷ”の良さもいいのだが、佐藤の魅力は、先述の“実は美人”であること。美少女時代以降の“激太り”が指摘されているが、自ら“劣化ネタ”をウリにしている節さえある。とはいえ、男性目線が許されるなら、もし一緒に飲みに行ったら、男友だちと飲むように楽しめ、ふと見せる“熟女”の部分にもドキッとする……そうした、“いい感じ”に熟したからこそ出てくる女性のリアリティに、世の男性たちを魅了するものがありそうだ。今後も佐藤仁美には、美人で豪快な“女傑”として、大いに活躍してもらいたい。
(文:五目舎)