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(更新: ORICON NEWS

ユン・シユン『ドラマでの印象的な涙&キスシーンでは……!?』

 ドラマ『製パン王キム・タック』で日本でも注目を集めたユン・シユン。現在放送中のドラマ『私も花!』(TBS系)に出演している彼に、ドラマでの印象的なキスシーンからリラックス方法まで、たっぷり語ってくれました!

弱いところも強いところも含めて自分

――『私も花!』では、これまでの役と違って、現代的で年相応の役にチャレンジされてていましたが、演じる上で意識したことはありますか?
ユン・シユン確かに新しいチャレンジで心配も多かったんですが、イ・ジアさんをはじめとした素晴らしい先輩方を信頼していたので、きっとちゃんと演じられるだろうと思っていました。

――このドラマでは、イ・ジアさんもユン・シユンさんも弱さを持っているキャラクターでしたが、共感できるところはありましたか?
シユン僕の演じたジェヒという役は、人に対して壁を作っていて、世の中を冷ややかに見ているような役でした。物語としては、イ・ジアさんが演じたボンソンとジェヒというふたりが出会って、ケンカしながらも愛情が湧いていきますが、その愛が橋となってお互いを癒して幸せになっていくというところが中心になっているんですね。だから、傷を負っている部分を表現するというのがジェヒを演じる上で一番大事なことだったと思います。

――シユンさん自身の弱い部分と強い部分とはどんなところでしょうか?
シユン弱いところも強いところも含めて自分だと思っています。僕は自分自身にムチを打つタイプなんですね。怠け者にならないように努力をしているんです。人にはいい方向に誤解されて「いつも何事にも懸命にとりくんでいるね」と言われることもあるんですが、自分にムチを打つことって、自分自身が楽しい気持ちで1日を幸せに生きていく術だとも思うんです。

――ドラマの中で見せる涙のシーンが印象的で、いろんな涙がありましたが、その違いを表現するために努力した部分はありますか?
シユン確かに出演したドラマには涙のシーンが多いですね。でも、『製パン王キム・タック』で初めて涙のシーンの撮影があったときに、なかなか涙が出てこなかったんです。「泣かないと」って思うと本当に涙って出てこないんもんですね。それで、先輩俳優でお父さん役のチョン・グァンリョルさんから「真実の心で感じれば自然に涙っていうものが出てくるんだ」とアドバイスされてやっと自然に演じることができたんです。そのときが涙の演技のスタート地点になったと思います。それ以降は、台本を読んで感じたことをそのままに演技をしているので、『私も花!』のときも、場面によって演技を変えないと……こういう涙を出さないとって意識して演じることはなかったですね。

何度もキスシーンを撮影して……

――『私も花!』では、飲食店の中でみんなが見ている前でキスをしているシーンがありました。ほかにも、刺激的で印象的なキスシーンがたくさんありましたが、撮影時はどのような雰囲気でしたか?
シユン現場は本当に和気あいあいとしていました。キスシーンのときもそうですね。でも、『製パン王キム・タック』や『明日に向かってハイキック』でもキスシーンはあったんですけど、その頃はぎこちなかったですね……(笑)。『私も花!』ではたくさんキスシーンがあったんで、何度もするうちにうまくなったんじゃないかと思います。最初のキスシーンはパトカーのなかでのシーンだったんですが、そのとき、イ・ジアさんが台詞を噛んでしまったんですね。その後もハマって抜け出せなくなってしまって何度もNGが続いたんです。加えて、そのシーンはいろんなアングルから撮影もしないといけなかったんで、何度も何度もキスをして。でもそんなことがあったおかげで、すごく自然な関係性ができたんですよ。だから、食べ物屋でのキスシーンのときは自然と短い時間で撮影を終えることができました。ジアさんがすごく柔らかい性格の方で僕をリラックスさせてくれたということもキスシーンがうまくいった理由のひとつかなと思います。

――これからは、日本で『ブランド・ガーディアンズ』の撮影に入るそうですが、どのような気持ちで取り組んでいますか?
シユンどの作品に入る前もそうですが、緊張感もテンションも高まっているところです。テンションを高めながら気持ちの準備をしている段階ですね。でも、撮影の始まる日の朝には、緊張感は捨てて、楽しく“ハ・ウジュ”として演技ができるようにしないとと思っています。もしかしたら日本語がつたないということがあるかもしれませんが、とにかく楽しく、その役になりきって生きることが、作品の成功につながると思います。

――韓国や日本や中国などで忙しく活動する中で、どんな風にリラックスしていますか?
シユンズバリ、野球観戦です。1週間のうちで野球を観ないのは1日だけですね。海外にいるときも必ずインターネットで観ています。だから、僕はどこへ行くにも肌身離さずWiFiのルーターを持っているんですよ(笑)。本当に野球が大好きなので、いつもテレビをつけて試合を見ながら、iPhoneやiPadも開いて……という感じで、一度に3つの試合を観てたりします。

――野球観戦が好きなんですね。ちなみに、それ以外にもなにかありますか?
シユンドラマの仕事が終わって時間のあるときは、尊敬している方や、メンターのような存在の友人から話をいっぱい聞くようにしています。親しい人と話をしていると、自分の考えもすっきりして、気持ちや体のコンディションを整えることもできるし、覚悟をあらたにすることができます。僕にとっての心の休息というとそんな感じなので、お酒をたくさん飲んだりとか、エネルギーを発散させるということはあんまりないんですよね。
(文:西森路代/撮り下ろし写真:草刈雅之)

ドラマ『私も花!』

「原則ない人事考課を改善しなさい!」警察署の前で1人デモする婦人警官ボンソンはいつもイライラしていた。チーム長の「懲戒か心理治療がどちらかを選べ」という指示でテファを尋ねて相談をするボンソン(イ・ジア)。帰り道にボンソンはスクーターに乗ったジェヒ(ユン・シユン)とぶつかるが、ジェヒはボンソンの額をたたいて去っていってしまう。そのジェヒは、駐車場の係員として働くようになる。しかし、その正体は会社のCEOだった。一方、新入警察官マル(イ・ギグァン[BEAST])はボンソンに「ボーイ・フレンドがいますか?」と聞いてくるのだった。そんなある日、ジェヒは偶然ボンソンが電話口で話しているのを聞いてしまう。「自分のことが嫌い……」と言うボンソンの姿を見たジェヒは……。

【放送日】毎週月曜日〜金曜日 午前10:05〜11:00(今月27日まで放送中)

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