高級時計ブランド「パテック フィリップ」の希少なコレクションを紹介

　世界最高峰の時計ブランド「パテック フィリップ」の特別企画展『パテック フィリップ展〜歴史の中のタイムピース〜』が1月17〜19日、明治神宮外苑 聖徳記念絵画館で行なわれた。今回は希少な展示品の中から、多くの来場者の注目を集めたお宝をピックアップ！　19世紀後半から20世紀初めの革新的な技術と装飾が目を引く“小さな芸術品”を紹介する。

希少な時計が一堂に会す特別展は連日大盛況に

　多数の来場者が訪れ、急きょ整理券を配布するなど大盛況だった今回の企画は、同社の創業175周年と、日本とスイスの国交樹立150周年を記念したもの。展示されたアイテム約100点のうち、ジュネーブの「パテック フィリップ・ミュージアム」に収蔵されている80点も、今回のために“来日”。同絵画館に展示されている明治天皇の事績や明治維新前後の日本の歴史を描いた、80枚の名画を重ねあわせて紹介された。

歴史的にも価値が高い、同ブランドのアンティークコレクションを紹介！

【左】ロンドン万博でヴィクトリア女王に献上された、ロイヤルブルーのペンダント・ウォッチ（1851年）
【右】ジュネーブ芸術協会がキュリー夫人に贈った、精巧な花柄が美しいペンダント・ウォッチ（1894年）

【左】ロシアの作家トルストイの懐中時計（1853年）
【右】ロシアの作曲家チャイコフスキーの懐中時計（1877年）

【パテック フィリップ】

　アントワーヌ・ノルベール・ド・パテック氏とジャン‐アドリアン・フィリップ氏が1839年にスイスで創業した、世界最高峰の時計ブランド。世界の名だたる著名人が愛用していることでも知られている。