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松坂桃李&上間美緒『お互いのキュンとくるポイントは!?行動で示す?夢を持つ?』
作ってあげるより作ってもらいたい派:松坂
【松坂】 “ネコ”はほとんどセリフがなかったんですけど、行動で示してくれる感じに惹かれましたね。言葉では伝わらないものにグッときたというか。家に帰ると部屋が片付いていたり、ポストイットでメッセージが残してあったり、間接的だけどほっこりします。そういうところに男はキュンとくるんじゃないかなと。
──なるほど。上間さんの演じる“ネコ”は、松坂さんの演じる“トオル”のどういうところに惹かれたんだと思いますか?
【上間】 なんだろう……パスタを作ってくれたりする優しさももちろんあるんでしょうけど、夢を持っていて、実は芯が強い。そういうところに惹かれていったのかなって思います。夢を持っている男性って素敵ですよね。もちろん、料理を作っている背中もカッコ良かったです!
【松坂】 (監督に)上手く撮ってもらえて良かったです(笑)。
──松坂さんは見習いコック役で、料理をするシーンもけっこうありましたが、実際に松坂さんの作ったものを上間さんは食べたりした?
【上間】 作ってもらうシーンはあったので、食べましたが……。
【松坂】 ある程度作ってある状態のもの、完成間近のものを使って撮影することが多かったので、残念ながら僕がすべて作ったわけではないんです。実家にいた頃は、よく作っていたんですけど、ひとり暮らしをするようになってからは全然。でも、作ってあげるよりも作ってもらいたい派ですね(笑)。
ときどき「これは私なのか」って分からなくなる:上間
【上間】 私自身が煮物料理が好きなので、よく作ります。
【松坂】 いいですねぇ、煮物。やっぱり日本の女性は煮物!和食を作ってもらうっていいですよね。あと、冷蔵庫のありもので酒のつまみをパパッと作ってもらったりしたら、もう……素敵です!
──そういえば、トオルはお酒を飲んで酔いつぶれたり、お酒と一緒のシーンが多かったですね?
【松坂】 そうなんです。ただ、酔っ払うという演技をこれまであまりやったことがなかったので、不思議な感じでした。トオルみたいに、あそこまで酔いつぶれたことはないですけど、記憶がなくなるまで飲むことはたまに……(笑)。
──作品は「猫が女の子に?」というちょっぴりファンタジックな話ですが、最初に台本を読んでどんな感想を持ちましたか?
【松坂】 猫と芝居をするのかと(笑)。動物と一緒の現場は今まで経験したことがなかったので、未知の領域でしたね。ト書きに「猫に話しかけるトオル」と書いてあるんですけど、実際に現場で猫に会ってみないとわかんないよな……って。そういうワクワクする楽しみはありましたね。ただ、撮影に入る前に猫アレルギーがないか調べたら、みごと猫アレルギーで(笑)。猫と一緒のシーンは鼻がむずむずしたり、くしゃみが出たりしてちょっと大変でした。
──(笑)上間さんは、台本を読んでどんな感想を?
【上間】 台本を読んでいても、ときどきこれは私が演じる“ネコ”なのか、本物の猫なのか分からなくなることがありました。そこを一生懸命考えて、想像しながら、かわいらしいものにしたいなと思って演じていました。
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(文・新谷里映/撮り下ろし写真:逢坂 聡)
映画情報
ストーリー:
万年皿洗いのイタリアンシェフ見習トオル(松坂桃李)が、ある夜一匹“猫”を家に連れて帰る。翌朝、目が覚めるとそこにいたのは一人の女性“ネコ”。いつの間にかトオルはネコに後押しされ、一人前のコックに成長していく。青年の成長と恋模様をさわやかに描いた青春ラブストーリー。
監督:月川翔
出演:松坂桃李 上間美緒 波瑠 ベンガル
2012年6月4日(月)よりTOHOシネマズ限定公開
【予告編】【映画公式サイト】
関連リンク
・芸人が直撃取材!!動画コメント
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・映画公式サイト