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笑顔になれる本・映画
「現実」では笑えそうにない不条理にニヤリ
『ブラックジョーク大全』(1983年)
(客)『おい、おやじさん、この人魚鍋ってのは何の肉だい?』
(主人)『そりゃ人魚の肉です』
(客)『からかうなよ。人魚なんかいるわけないじゃないか』
(主人)「いるかいないか知らねえけど、とにかく人魚です。魚と半々ですから』(本書109P「料理店で」より引用)
「ブラックジョークは不思議だ。実際に自分が体験したら笑えそうにない、笑ってはいけないような出来事でも、ついニヤリとしてしまう。不謹慎、不条理、不快、不潔、あらゆるマイナスをマイナスのまま、時に更にマイナスしたりして抽出した毒のうまみを味わう。ただし、あくまで毒なので量には気を付けて、本書収録の500篇を一気読みなどせず、退屈な時間にふりかけるスパイスぐらいに利用してみてください」
重要人物に見せかけるユニークなテクニックが満載
『会議でスマートに見せる100の方法』(2016年)
「“結局のところ、一番大事なのは重要人物に見えることではないか?”(P177より引用)。会議中に、大事な電話に出て中座する。意見がまとまりそうな時、(それまで特に発言していないのに)「いざ、出陣だな」と言う。そんなシーンに居合わせた時「なんだなんだ」と思いながら心のどこかで、「ひょっとしたら…この人は大物」だと思ってしまわないだろうか。本書はそんな彼らが利用しているテクニックを100紹介している一冊。限りなく失笑に近い爆笑ができます。ぜひ本書を読んで、2017年からスマートな自分を演出してみてはいかがでしょうか。ちなみに著者のサラ・クーパーさんは本書の技を実践したため現在、無期限の休養中のようです」
色あせないユーモアと、意外な発見に満ちた傑作集
『スヌーピーコミックセレクション 50’s』(2015年)
「“世界一有名なイヌ”、スヌーピーがでてくる『ピーナッツ』掲載第一回の1950年から初期10年分の傑作選。ユーモアに満ちたこのコミックを読んでいるときは、誰もが「大きな子ども」で「小さな大人」になれます。読んだ後は、誰かの中に自分が苦手だと思う部分を見つけても、それも含めてその人なのだと思え、分かりあえないことをも気にならなくなるはず。本書には意外な発見もいくつかあります。例えば、チャーリー・ブラウンの着ているTシャツって限定品だったのか、など」
思わず頬が緩む、女優たちの「健やかなる朝」
『女優の朝』(2003年)
「あなたの朝に笑いはあるだろうか。『あるわけなかろう』とつぶやいた、グッタリしている方に本書を薦めさせていただきます。ミラ・ジョヴォヴィッチ、アンジェリーナ・ジョリー、クリスティーナ・リッチなど、めくっていて思わず「この方も!」と声を上げそうになる有名女優たちの、とてもプライベートな朝の一瞬を集めた写真集です。寝起き、歯磨き、シャワー、子どもや犬とベッドで遊んでいる「健やかな朝の見本」のような姿に、思わず頬がゆるみます」
リーディングスタイル株式会社
企画室 書籍統括
岡本 草太さん
現在リーディングスタイルプロジェクト全店で展開している一押しフェアは、全国的に話題となったさわや書店『文庫X』の公式アレンジ『WHITE BUNKO』。担当者のとっておきの「この一冊」を推したメッセージのみを記載したカバーで覆い、タイトルや著者名など値段以外の一切の情報を伏せて販売している。本企画は1月に第四弾を販売予定。。
<リーディングスタイル株式会社>
スタッフが一点一点こだわってセレクトした、大人の知的好奇心を刺激する書籍と遊び心を刺激する雑貨を揃え、店内の書籍を試読できるカフェも併設するライフスタイル提案型のブックカフェを展開する「リーディングスタイル」。「マルノウチリーディングスタイル」はその旗艦店として東京・丸の内の商業施設「KITTE」4Fに出店。365日それぞれに推薦書物を展開する「バースデー文庫」などの企画は全国的にも話題になった。リーディングスタイルプロジェクトとして「solid&liquid TENJIN」「solid&liquid COMICOMI STUDIO MACHIDA」「スタンダードブックストアあべの」「BOWL富士見/海老名」なども展開する。
http://www.readingstyle.co.jp/