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ORICON NEWS
ドローンレースのはじめ方【男の趣味】
※FPV=First Person View。コクピットにいるパイロットの視点で操縦する、という意味のラジコン用語
ナビゲーター
「一般社団法人日本ドローンレース協会(JDRA)」
代表理事・小寺悠(こてら・ゆう)さん、副代表理事・高橋亨(たかはし・とおる)さん
「一般社団法人日本ドローンレース協会(JDRA)」
代表理事・小寺悠(こてら・ゆう)さん、副代表理事・高橋亨(たかはし・とおる)さん
ハマる人が続出中の「FPVドローンレース」。そのパイオニアともいえるナビゲーターの2人にその魅力を聞いた。
機体から送られる映像を見ながらレースをするから、まるで鳥になったような気分を楽しめる
TOP2.レースのハラハラと興奮がたまらない
飛ばすだけでも面白いのに、勝負となると闘争心に火がつく
TOP3.スピード感(最高速度130km)が迫力満点
なかなか味わえないスピードを体感できる。操縦技術が求められるのも楽しい
TOP4.レース用ドローンを作る工作感が楽しい
パーツやモーターを選び、組み上げる。自分が作ったドローンが飛んだ時、たまらなく嬉しい
TOP5.これからのメジャー化が期待できる
海外では新モータスポーツとして人気。日本でも今後メジャーになっていく予感
ドローンには大きく分けて空撮用とレース用のドローンがあるのを知っているだろうか。それぞれの特徴はこちら。
空撮用のドローンはGPSが付いていて、ホバリングが簡単。車で言うとAT車。安定性が求められる分、軽さよりも丈夫さが重要なので、ボディが覆われている。空撮用にはブレにくい、性能のよいカメラを搭載する。
空撮用ドローンの撮影映像がこちら。
レース用ドローンはホバリングが難しい。常にパイロットが機体をコントロールする必要があり、車で言うとMT車。スピード重視のため、モーターはパワーがでるものを。軽量化を狙って、中の部品はむき出しでボディに覆われていない。カメラもGOPROなど小型・軽量なものを搭載。
レース用ドローンの撮影映像がこちら。
では、「ドローンレースに出たい」と思ったとき、何から始めればいいのか。ドローンレースには初心者向けの「目視ドローンレース」と、上級者向け「FPVドローンレース」の2種類がある。どちらに出るかで、するべきことが大きく変わってくるので要注意。
ホビー用のドローンを買えばすぐに始められる。ドローン搭載カメラの映像を見ながら操縦する「FPVドローンレース」とは異なり、地上から目視で確認しながら操縦する。機体は1万円程度。まずは気軽にこちらから始めてみるのもいいかも。
「FPVドローンレース」は、機体搭載カメラの映像を無線で飛ばし、それを見ながら操縦する。ゆえに、機体のほかに送信機や映像を見るためのゴーグルなどのアイテムが必要となる。そして忘れてはいけないのが、アマチュア無線4級の資格取得や総務省への映像送信機(VTX)の無線局開局申請など。これらの手続きをしないと、日本では合法的に飛ばせないので要注意。費用面は、初期投資は10〜15万円程度。
レース用機体:約5〜6万円
映像を受けるゴーグル:約3〜5万円
送信機(プロポ):2〜3万円
バッテリー:1本数千円
充電器:約1万円
◆資格取得・申請するモノ
アマチュア無線4級の資格取得
総務省への映像送信機申請
国交省への飛行許可(室外のみ)
取材協力:一般社団法人日本ドローンレース協会(JDRA)
日本において数々の「FPVドローンレース」を主催。2020年オリンピック/パラリンピック期間中に日本にてドローンレース世界大会を企画中。公式サイトhttp://jdra.or.jp/(外部サイト)
日本において数々の「FPVドローンレース」を主催。2020年オリンピック/パラリンピック期間中に日本にてドローンレース世界大会を企画中。公式サイトhttp://jdra.or.jp/(外部サイト)