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黒木メイサ&多部未華子、対照的な刑事役で初共演

 女優の黒木メイサ(23)、多部未華子(22)が、7月スタートの新ドラマ『ジウ 警視庁特殊犯捜査係』(毎週金曜 後11:15 テレビ朝日系)に“身体”と“知性”を武器にする2人の対照的な女警察官役でW主演することが5月31日、わかった。連ドラ初主演で刑事役も初めてという黒木は「裏切り、信頼、愛、かけひき……この作品で、人として、役者として、ひとつ磨きをかけられるよう全力で体当たりして挑みたい」、黒木と初共演となる多部も「美咲と基子という対照的な女性2人の心の動きが観てくださる方に伝わるように、丁寧に演じられたら」と、それぞれ意気込みを語っている。

ドラマ『ジウ 警視庁特殊犯捜査係』(テレビ朝日系)で対照的な警察官を演じる黒木メイサ(左)と多部未華子 

ドラマ『ジウ 警視庁特殊犯捜査係』(テレビ朝日系)で対照的な警察官を演じる黒木メイサ(左)と多部未華子 

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 同ドラマは、ベストセラー作家・誉田哲也氏の大ヒット小説『ジウ』(中央公論社)シリーズ三部作を初映像化。これまでに誉田作品からは、映画『武士道シックスティーン』、ドラマ『ストロベリーナイト』(フジテレビ系)が映像化されており、3作目のドラマ化となる。

 物語のテーマは“愛”。愛を否定することで、人を殺しても何も感じない自分でいようとする基子(黒木)と、愛を信じ真っ直ぐに加害者と向き合おうとする美咲(多部)が反発し合い、傷つき、葛藤しながら“愛の存在さえ知らない”前代未聞の凶悪事件の首謀者・ジウを追い詰めていくスリル&サスペンス作品。さまざまな形の愛が複雑に絡み合い、原作とは異なるひとつの真実が導き出される。

 黒木演じる伊崎基子は、警視庁の特殊犯捜査係(通称・SIT)の突入班所属で卓越した身体能力と戦闘本能で躊躇なく人を殺す“黒”の警察官。過去の暗い思い出から“愛”を否定し、自分と正反対の美咲を嫌悪する。対する多部演じる門倉美咲は、SITの交渉班所属で警察官にしては驚くほどの普通の女性という“白”の警察官。心が優しく泣き虫で、拒絶されてもなお基子を理解しようとする。そんな献身的な美咲について多部は、「視聴者の皆様をいい意味で裏切れるように、だけど裏切らないように、精一杯演じていきたいと思っています」と展望を語る。

 そのほかの共演には、基子の周囲にしばしば現れる謎の男性・雨宮崇史役に城田優、美咲の上司にあたる捜査一課殺人犯三係主任でバツイチ&過去の事件などがきっかけで警視庁内の浮いた存在となっている東弘樹役に北村有起哉が決定。東は美咲から想いをほのめかされても全く気付かない鈍感ながら、無自覚な発言でたびたび喜ばせることも。2人の男性との関係性が原作からどう描かれるのかにも注目したい。

 同作の内山聖子ゼネラルプロデューサーは、刑事ドラマに新たな風を吹かせる黒木×多部という“奇跡のダブルヒロイン”の起用理由を「白と黒という、両方がないと成り立たないヒロインとして、2人以外には考えられませんでした。事件の最前線にたつ“ぶれない”オンナを一緒に目撃してください!」と自信をのぞかせる。また、黒木&多華にとって、最大の敵であり、動体視力、反射神経に優れ、生まれながらに痛覚を持たない謎の殺人者で金髪の美少年・ジウ役には、海外で活躍する外国人人気アーティストが起用予定となっている。

 “クールビューティ”なイメージそのままで初の刑事役に挑む黒木と、2011年1月期にドラマ『デカワンコ』(日本テレビ系)に主演し、コミカルな演技で新たなキャラクターの刑事像を確立した多部。昨今の連ドラでは“王道刑事ドラマ”が根強い人気を集めているが、なかでも圧倒的人気を誇る同局の『相棒』シリーズとは一味違った、“相反する2人の女性”を軸に描く同ドラマ。同い年で初共演、さらに普段の2人のイメージも“クール”な黒木と“可愛らしい”多部と正反対な2人の化学反応に期待したい。



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