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深津絵里、凱旋初日舞台あいさつ「今日は宝物のような日」、妻夫木も感極まって男泣き

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 第34回モントリオール世界映画祭で最優秀女優賞を受賞した深津絵里が11日、東京・TOHOシネマズ六本木ヒルズで行われた映画『悪人』(李相日監督)の初日舞台あいさつに登壇した。急きょ劇場内に設けられたレッドカーペットを歩く深津に、客席から「おめでとう」などの声がかかり、劇場は祝福ムードに包まれた。深津は「今日は宝物のような日です」と涙ぐみながら受賞の喜びを語った。

トロフィーを手に凱旋初日舞台あいさつに登壇した深津絵里 (C)ORICON DD inc. 

トロフィーを手に凱旋初日舞台あいさつに登壇した深津絵里 (C)ORICON DD inc. 

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 舞台あいさつには、主演の妻夫木聡、共演の満島ひかり樹木希林、柄本明、李監督が顔を揃え、深津を祝福。現地で発表の瞬間にも立ち会った妻夫木は感極まって「この日が迎えられて本当にうれしい」と男泣き。「転機となった作品いろんなことに挑戦した作品であり、ありのままの自分の姿だと思っています」としぼり出すように話した。深津からモントリオール映画祭のトロフィーを渡された際には「重い。みんなの思いが詰まった重み。忘れない」と自分のことのように喜んだ。

 同作は、朝日新聞に連載された芥川賞作家・吉田修一の長編小説が原作。九州北部を舞台に、出会い系サイトで知り合った保険会社OLを殺した土木作業員と洋服量販店員の道行きを通じて、人間の「善」とは、「悪」とは何かを問う。深津は、思いがけない大事件に巻き込まれ、逃避行を共にするヒロインを演じ、哀切なラブシーンも披露した。

 受賞の感想を聞かれた深津は、「とんでもないご褒美を頂いた感じ。監督の最初から最後まで妥協を許さない演出と、それに応え続けたスタッフと、共演者のみんなで勝ち取った賞だと思っている。出来すぎでこれ以上求めたらバチが当たっちゃいそう」と涙ぐみながらも笑顔で返した。

 舞台あいさつ後、妻夫木は「姉が賞をとった気分」と笑顔を取り戻し、深津も「妻夫木さんと同じ思いでしたが、(先に泣かれてしまい)、私はグッとこらえました。年上なので。この作品で、妻夫木さんは自分を写す鏡のようでした。彼が素晴らしい演技をしてくれたので、私も演じることができた。妻夫木さんの賞でもある」とお互いをたたえ合っていた。

 同作は今後、香港、マカオ、台湾で公開されるほか、韓国で10月10〜13日に開催される釜山国際映画祭の招待作品として上映されることが決定した。

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  • トロフィーを手に凱旋初日舞台あいさつに登壇した深津絵里 (C)ORICON DD inc. 
  • 感極まって主演の妻夫木も男泣き (C)ORICON DD inc. 

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