女優の一路真輝が14日、東京・渋谷パルコ劇場で音楽劇『リタルダンド』の舞台けいこに臨んだ。若年性アルツハイマーを患う夫を献身的に支える妻役を熱演する一路は、夫婦間の秘訣について「心と心が違う方向に向いててもやり直せる。結局は、お互いを信じるしかないんじゃないですかね」。現在、夫で俳優の内野聖陽との離婚協議を進めていると報じられている一路だが、それについては明言を避け「今、充実している？」との問いかけには「はい」と笑顔で応えた。

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　同作は若年性アルツハイマーにかかった夫（吉田鋼太郎）と看病する妻（一路）、そこに集まる親族や仕事仲間たちが織り成す、悲しくも笑いに溢れたヒューマンドラマ。一路は「このテーマを私たちが発信することを、重要な役割だと思ってる。これまでの初日とは違った気持ちです」と意気込み。最愛の人との考えを構築し直すきっかけになったか？という質問には「そうですね。もちろん。皆さんそうだと思います」と頷いた。

　昨年、およそ4年半ぶりに舞台復帰を果たした一路は「仕事やおけいこをしてる時間は意外とあっという間。もっとみんなとゆっくりしていたいな」と願望をチラリ。子育てとの両立も「慣れない。実際は大変ですね」と苦笑いし「こそこそ愚痴を言っても皆さん受け止めてくれるので、安心です」と話していた。

　舞台けいこにはほかに吉田、高橋由美子、伊礼彼方が出席。音楽劇『リタルダンド』は15日（金）より同劇場で上演開始。