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『ハリポタ』劇中曲を歌う日本人の正体は…久石譲の娘「麻衣」だった

 14日に世界各国で封切られた「ハリー・ポッター」シリーズ最終作『ハリー・ポッターと死の秘宝 PART2』(日本は15日公開)。同映画のオープニングシーンで流れるアイルランド風の「リリーのテーマ」を澄んだ声で歌い、エンドロールで「MAI FUJISAWA」のクレジットが流れる日本人歌手が、音楽家・久石譲の娘「麻衣」であることが明らかになった。主要キャストやサウンドトラックに日本人が関わったのは、シリーズ8作目にして初めて。同曲は世界共通のサントラに収録される。

世界各国で話題の『ハリポタ』最終作の劇中歌を歌った麻衣 

世界各国で話題の『ハリポタ』最終作の劇中歌を歌った麻衣 

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 4歳当時、宮崎駿監督映画『風の谷のナウシカ』(1984年公開)の劇中で、ナウシカ幼少時の回想シーンで流れる「♪ラン、ランララ、ランランラン〜」のメロディーを歌い、映画『ウルルの森の物語』主題歌で2009年12月にメジャーデビューした麻衣が、またしても映画音楽でビッグチャンスをつかんだ。

 わずか3ヶ月前の4月中旬。知人を通じて、『英国王のスピーチ』『ハリー・ポッターと死の秘宝 PART1』(ともに2010年)などの映画音楽を担当した音楽プロデューサー、アレクサンドル・デプラ氏が、ケルティック風の歌を歌える女性歌手を探し、英国でオーディションを開催していることを知った麻衣は、募集内容を知らぬまま、気軽に日本からテープを送付した。

 本シリーズ4作目のメガホンをとったデイビッド・イェーツ監督は、麻衣の声を一聴して気に入り、多数の応募者(人数非公表)の中から劇中歌シンガーに起用することを決定。4月下旬、映画のスタッフから“合格通知”を受けた麻衣は、そのとき初めて『ハリポタ』のオーディションだったことを知った。

 レコーディングは5月下旬、ザ・ビートルズが録音を行ったことで有名な英・ロンドンのアビー・ロード・スタジオでイェーツ監督、デプラ氏らスタッフが勢ぞろいするなかで行われた。しかし、レコーディング後は連絡がなく、今月13日に試写を見るまでは自分の歌が使われているかどうかは「半信半疑だった」と笑う。

 麻衣は「大好きなハリー・ポッターに携わることができ、本当に嬉しく思っています。今でも自分が関わったことが信じられないくらい」と興奮気味に話し「海外の映画との関わりはこれが初めてですが、今後も機会があったらぜひやりたい」と意欲を見せた。

 映画『ハリー・ポッターと死の秘宝 PART2』は、15日より全国で2D/3D同時公開。

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