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中谷美紀、「トラウマだった」舞台作品にいざ初挑戦

 女優の中谷美紀(35)が8日、都内で行われた初舞台作品『猟銃』の制作発表に出席した。さまざまなドラマや映画に出演し、女優としてのキャリアを積んでいる中谷は「外国で舞台を見た時、内容によっては観客が平気でお帰りになってしまうのを見て、トラウマになっていた」と告白する一方、新境地にむけて晴れやかな表情。今回は作品の魅力に触れて出演を決意したことを明かし「今の年齢で、今、世界が日本を注目しているなか、日本人のたくましさを伝えられたら」と意気込んだ。

舞台『猟銃』の制作発表に出席した中谷美紀 

舞台『猟銃』の制作発表に出席した中谷美紀 

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 同舞台は、1人の男の13年間にわたる不倫の恋を、妻、愛人、愛人の娘の3通の手紙によって浮き彫りにしている井上靖の同名恋愛小説が原作。映画『レッド・バイオリン』(1998年公開)でアカデミー賞を受賞したカナダの演出家フランソワ・ジラール氏によって舞台化され、中谷は3人の女性を1人で演じ分ける。

 過去に何度も舞台の出演オファーがあったと明かした中谷は「身体能力に優れ、声のトレーニングを鍛錬された方じゃないと、舞台に立ってはいけないと思い、勇気がなく、お断りしていた」。今回の出演も当初は「NOというつもりだった」ようだが、映画『シルク』(2008年公開)で一緒に携わったフランソワ氏の熱烈なラブコールや作品に魅了され、出演を決めたという。オファーは2006年にまでさかのぼり中谷は「5年経っていますし、人間としても俳優としても、成長できたことがあると思う」と決意を新たにした。

 初演は、カナダ・モントリオールで上演(9月7日〜10日)。初舞台が海外公演となることに中谷は「セリフを間違えても(字幕が出るので)なんとかなるかな。自分の中でハードルを上げつつ、下げてもいます」と素直な心境を明かし、笑いを誘っていた。

 舞台『猟銃』の日本凱旋公演は10月3日(月)の東京・渋谷パルコ劇場を皮切りに展開。兵庫、新潟、福岡、名古屋、京都でも上演される。

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  • 舞台『猟銃』の制作発表に出席した中谷美紀 
  • 舞台『猟銃』の制作発表に出席した中谷美紀(右)と演出家のフランソワ・ジラール氏 
  • 中谷美紀の初舞台『猟銃』の制作発表に出席した演出家のフランソワ・ジラール氏 

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