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【映画動員ランキング】S・スピルバーグのブランド力健在『スーパーエイト』がV2

V2と好調な『スーパーエイト』予告編

 興行通信社による7月2日(土)・3日(日)の全国映画動員ランキングは、映画界の巨匠スティーブン・スピルバーグ製作総指揮の『SUPER8/スーパーエイト』(J.J.エイブラムス監督)が初登場から2週連続で1位を獲得した。土日2日間の成績は動員15万3876人、興収2億441万6000円。公開10日間の累計成績は動員74万8748人となった。

好調『スーパーエイト』の爽やかカップル、ジョエル・コートニー(右)とエル・ファニング(左)  (C)2011 PARAMOUNT PICTURES ALL RIGHTS RESERVED.  

好調『スーパーエイト』の爽やかカップル、ジョエル・コートニー(右)とエル・ファニング(左)  (C)2011 PARAMOUNT PICTURES ALL RIGHTS RESERVED.  

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 同作は、1979年にアメリカの秘密軍事施設・エリア51から“何か”を輸送中に脱線事故が発生。8ミリ映画の撮影をしていた少年たちが、その一部始終を目撃してしまったことから始まるひと夏の経験を描く。

 6月10日に全米公開されるまで、徹底した秘密主義で制作された同作。日本での公開はその2週間後で、宣伝している時間も限られていた中、エイブラムス監督が公言していた「1970、1980年代初期のスピルバーグ作品へのオマージュ」をアピールしたことが功を奏した。例えば、日本限定ポスターのキャッチコピー「僕たちは、ひとりじゃない」は、スピルバーグ監督の代表作『未知との遭遇』(1977年)の有名なコピー「We are not alone/私たちはひとりではない」そのままで、芸はないがわかりやすかった。

 事実、本編にはスピルバーグ作品を連想させる場面がたくさん散りばめられており、観客の間であらゆる解釈・意見が交わされている。公式サイトでは、作品に関するマニアックなクイズで遊べる『スーパーエイト検定』や、「スピルバーグ映画にオマージュを捧げているポイント」をtwitterで投稿・閲覧できるサービスを始め、さらにリピーターを増やす目論見だ。

 2位は織田裕二扮する外交官・黒田康作の活躍を描く『アンダルシア 女神の報復』(2週目)、3位はジョニー・デップ主演の『パイレーツ・オブ・カリビアン/生命の泉』(7週目)。

 新作では、荒川弘の人気コミックのアニメ映画化第2弾『鋼の錬金術師 嘆きの丘(ミロス)の聖なる星』が初登場4位。禁忌を侵した錬金術師の兄弟が、失った体を取り戻すために“賢者の石”を探す旅に出るというダークファンタジー。全国90館での公開ながら、初日2日間で動員10万7975人、興収1億4503万3800円をあげた。

 初登場5位の『マイティ・ソー』は、『スパイダーマン』『アイアンマン』など、ヒットシリーズを生み出してきたマーベル・スタジオ初の3D映画。浅野忠信のハリウッドデビュー作としても注目されている。6位には東山紀之主演・藤沢周平原作の時代劇『小川の辺』がランクイン。6月18日から山形県先行公開を経て、7月2日から全国228館で公開され、土日2日間で動員6万7362人、興収7302万4800円をあげた。9位は大人気アニメの劇場版23作目『それいけ!アンパンマン すくえ!ココリンと奇跡の星』。故郷の星を救うためアンパンマンワールドにやってきた宇宙人ココリンとアンパンマンの活躍を描く。ゲスト声優の松雪泰子がココリン役を担当。全国132館で公開され、2日間成績は動員3万8186人、興収4371万3600円だった。



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