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朝ドラ『梅ちゃん先生』プロデューサーがヒロイン・堀北真希に込めた思い

 来年前期放送のNHK朝の連続テレビ小説が『梅ちゃん先生』に決定し、ヒロインを女優・堀北真希が務めることが29日、同局より発表された。戦後の東京・蒲田を舞台にした物語に堀北は「昭和が舞台の役をやらせてもらうことも多いですし、学ぶことも多い。私も昭和生まれですし、昭和を誇りに思います」と胸を張った。同作の岩谷可奈子チーフ・プロデューサーは「16歳から30代半ばを描く物語で、長い期間を演じてもらう上で、経験のある女優さんが良かった。どこか昭和の匂いがする女優さんで、ヒロインにピッタリだと思った」と堀北起用の決め手を明かした。

来春のNHK朝の連続テレビ小説『梅ちゃん先生』に主演する堀北真希 (C)ORICON DD inc. 

来春のNHK朝の連続テレビ小説『梅ちゃん先生』に主演する堀北真希 (C)ORICON DD inc. 

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 第二次世界大戦後に焼け野原と化した蒲田の復興、そして経済成長を支えていく名も無き人に寄り添って命を守る医師になっていくヒロイン・下村梅子の日々を描く同作。岩谷プロデューサーは「今回の東日本大震災を受けて、震災から1年後には何が必要かと考え直した」と、試行錯誤を経て「庶民の底力」をテーマに戦後の復興時代を描く作品にたどり着いたと報告。「来年春からは、視聴者を笑顔にしたい」一心で堀北と共に約半年間向き合っていくという。

 今回はオーディションを行わず、数々の主演作を持つ堀北をヒロインに起用。『ゲゲゲの女房』の松下奈緒や現在放送中の『おひさま』の井上真央然り、経験豊富な女優がヒロインに抜擢されるケースが昨今増えているなか、岩谷プロデューサーは「この番組では、たまたまそういう選択をしたまでです」とあくまで作品に合った選出と強調。正式にオファーをしたのは今月に入ってからといい「細い体からパワフルなエネルギーが出ていると感じた。芯のあるところも素敵だと思っていた」と、『ALWAYS三丁目の夕日』などの好演が印象深く残っていたこともポイントだったと語っていた。

 ヒロイン・梅子が、大学病院の医師の父に影響を受けて医者を志し、やがては町の人々から信頼を得て「梅ちゃん先生」と親しまれる町医者に成長していく姿を描く朝ドラ『梅ちゃん先生』は4月2日(月)より放送予定(全156回予定)。

⇒ 【NHK朝ドラ最新ニュース】現在放送中『おひさま』から次期『カーネーション』まで

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