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浅丘ルリ子、旭日小綬章の「70歳は、いい歳」 映画『デンデラ』初日舞台あいさつ

 女優の浅丘ルリ子(70)が25日、東京・丸の内TOEIで行われた主演映画『デンデラ』の初日舞台あいさつに登場した。今年の春の叙勲で、旭日小綬章を受章した浅丘は、「映画と舞台で同じ年齢の役をやっている時に賞をいただいた。70という歳は、いい歳なのかな。56年、コツコツとやってきたことが賞にもつながった気がいたします」と喜びの弁。ほかに倍賞美津子(64)、草笛光子(77)、白川和子(63)、山口美也子(59)、角替和枝(56)、田根楽子(64)、赤座美代子(67)ら登壇したキャスト8人の合計年齡は520歳にもなり、「しぶとく生きるのが一番」という言葉に登壇者一同、大きく頷いた。

 同作は、天願監督の父で映画監督の故・今村昌平さんが監督し、カンヌ国際映画祭で最高賞のパルム・ドールを受賞した『楢山節考』で描いた姥捨山伝説の、その後の物語。姥捨山に捨てられた女性たちが生き伸びて、“デンデラ”と呼ばれる集落で助け合いながら暮らし、それぞれの生を全うする姿を描く。今年の1月から2月にかけて、記録的な豪雪に見舞われた山形・庄内地方でロケを行ったことも話題になった。

 老女役の女優50人が集まった現場は「みなさん休む暇もなくしゃべっていましたから、楽しかった」と浅丘。特殊メイクで100歳の老女を演じた草笛は「女優の底力を観ていただけたら。あれ(同作の撮影)を乗り越えられたのだから、これからの人生も乗り越えられると思います」と清々しい笑顔を見せていた。

 舞台上の演出で、“デンデラ”の衣装に身を包んだ老女10人も登場し、天願大介監督(55)を加えると合計年齡が1326歳にもなる中、浅丘は「生きる力が湧いてくるわよ」と言葉に力を込めた。天願監督は初日を迎えた感想を「喜びで感無量。女優陣の本来持っている力のすごさに、圧倒される日々でした。監督冥利に尽きる作品」と話していた。

浅丘ルリ子(C)ORICON DD inc. 

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