ドラマ&映画 カテゴリ
ORICON NEWS

佐々木蔵之介主演ドラマ『ハンチョウ』、電子コミックを経て店頭販売決定

 俳優・佐々木蔵之介主演の刑事ドラマシリーズ『ハンチョウ4 神南署安積班〜正義の代償〜』(毎週月曜 後8:00〜 TBS系)が、今年7月下旬に漫画化されることが決まった。現在、毎回ドラマ放送終了と同時に電子コミックを携帯サイトで連動配信する業界初の試みを行っており、それをさらに加筆して書店で発売する。作家にはAKB48主演映画をコミカライズした『伝染歌』や、東野圭吾原作のミステリー『殺人現場は雲の上』を手掛けてきた姉妹作家の浦川まさる氏、佳弥氏が担当しており、佐々木も「まぁ、僕にそっくりですね」とお墨付きだ。

書籍コミック化された『ハンチョウ』(C)浦川まさる&佳弥、今野敏/TBSテレビ、NTTソルマーレ、兼松グランクス(製作:ドリマックス・テレビジョン、TBS) 

書籍コミック化された『ハンチョウ』(C)浦川まさる&佳弥、今野敏/TBSテレビ、NTTソルマーレ、兼松グランクス(製作:ドリマックス・テレビジョン、TBS) 

写真ページを見る

【写真】その他の写真を見る


 新シリーズがスタートする際に実写を基にオリジナルコミックを制作し、電子書籍で同時配信した理由を、宣伝担当・小林久幸氏は「ドラマのファン層を10代、20代に広げたかった」と語る。第4弾となる今回は「若い層の取り込みを狙う企画」として、ドラマ自体を若者向けではなく“携帯”と“漫画”をキーワードに新展開を実施した。その結果、配信後にはファンメッセージへの投稿欄に10代からの書き込みも増え、「漫画を読んでドラマを知ったという新たなファンも獲得できた」と、確かな手応えを感じているようだ。

 刑事ドラマである同作だが、意外にも書き手には女性姉妹が抜てきされている。「ドラマとは全く違う世界観を出して欲しかったんです。実写と似たような作品を作るんじゃなく、女性読者も巻き込んで作品を広げたかった。作画を初めて見た時に“これは広がる!”と確信しました」。刑事ドラマに欠かせない銃撃戦のシーンは力強く、そしてドラマで描かれて いる人情や犯罪に至るまでの心の揺らぎ、機微を丁寧に描き「本当によく研究していただいたと思います」と感謝と巡りあわせの喜びを語っている。

 携帯コミック、小説のジャンルではテレビではオンエアできない過激な内容を盛り込んだ作品が多いなか、「本当に価値のある作品を送り立つことが出来た」というコメントどおり、電子版から書籍への広がりは必然といえそうだ。

関連写真

  • 書籍コミック化された『ハンチョウ』(C)浦川まさる&佳弥、今野敏/TBSテレビ、NTTソルマーレ、兼松グランクス(製作:ドリマックス・テレビジョン、TBS) 
  • 書籍コミック化された『ハンチョウ』(C)浦川まさる&佳弥、今野敏/TBSテレビ、NTTソルマーレ、兼松グランクス(製作:ドリマックス・テレビジョン、TBS) 
  • 書籍コミック化された『ハンチョウ』(C)浦川まさる&佳弥、今野敏/TBSテレビ、NTTソルマーレ、兼松グランクス(製作:ドリマックス・テレビジョン、TBS) 

オリコントピックス

あなたにおすすめの記事

メニューを閉じる

 を検索