西原理恵子の人気コミックを、女優の小泉今日子主演で実写映画化した『毎日かあさん』（小林聖太郎監督）が、香港で12日より、台湾で13日より公開されることが決まった。ともに中国語字幕による上映となる。現地用に作られたポスターには、東日本大震災への支援メッセージが記されているほか、香港での上映1週目の興行収入の全額が香港救世軍を通じて日本の復興のために寄付される。

　同作は、実話をもとに、仕事と育児に奮闘する漫画家のサイバラと、アルコール依存症の夫カモシダとの離婚、復縁、カモシダの死を通して、家族の絆を笑いと涙で描き上げた感動作。2月5日より松竹配給で全国公開され、小泉と永瀬正敏の“元夫婦”共演も話題となり、約50万人を動員するヒットを記録し、ロングラン上映中にある。

　香港では、ブロードウェイ・シネマテーク（百老匯電影中心）のみで上映。タイトルは『毎日媽媽』（媽媽は中国語の「母」）。テレビ東京系で放送されているアニメシリーズも、現地の地上波放送局（TVB）にて7日（土）より放送が始まる。

　台湾では、すでにテレビアニメシリーズが放送中で、タイトルは『元氣媽媽』。台北、台中、高雄など主要都市を中心に計17館で上映される。公開を記念して原作者・西原と台湾の“お母さん”たちとの交流会など、現地でのプロモーションイベントも予定されている。

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