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杉浦太陽、田中好子さん追悼上映会で号泣「素敵なお母さんでした」

 4月21日に亡くなったキャンディーズの元メンバーで女優の田中好子さん(享年55)最後の主演映画『0(ゼロ)からの風』(2007年公開)の追悼上映会が5月1日、東京・TOHOシネマズ六本木ヒルズで行われ、劇中で、母親役の田中さんの一人息子を演じた俳優・杉浦太陽が舞台あいさつに出席した。杉浦は「当時の田中さんの笑顔を思い出してしまいました」と大粒の涙を流し、「この作品は僕の誇り。また“母さん”と呼ばせて欲しかった。素敵な女優さんでした」と故人を悼んだ。

田中好子さんの主演映画『0(ゼロ)からの風』追悼上映会の舞台あいさつに出席し、故人を悼み涙する杉浦太陽 (C)ORICON DD inc. 

田中好子さんの主演映画『0(ゼロ)からの風』追悼上映会の舞台あいさつに出席し、故人を悼み涙する杉浦太陽 (C)ORICON DD inc. 

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 同席した塩屋俊監督が田中さんへの想いを込めた手紙を読み上げると、杉浦は唇を噛みしめ涙。「現場では明るく優しく、一緒のシーンではずっと(本当の)息子に接するようにしてくれて、僕の中でずっとやさしい母さんというイメージ」と撮影を振り返った杉浦は、闘病中という気配を微塵もみせず、率先して現場を明るくしていた田中さんを思い、「劇中では僕が死んでしまうんですけど、今は田中さんがいなくて…。なんで母さんいないの? という気持ち。一緒に母子役をやれたことを誇りに思うとともに、尊敬する女優さんでした」と天を仰いだ。

 杉浦は田中さんの通夜にも出席。「映画のワンシーンってくらい、心と体が一致しなくて」と実感がわかなかったといい、「(田中さんの)目の前で、いろんな思いを詰めた」最後のお別れを告げたという。

 急逝した田中さんを偲び、追悼興行として4月30日より2週間、特別上映を実施。「危険運転致死傷罪」の新設に尽力した遺族の実話を題材に、フィクションで描いた飲酒運転撲滅を訴える母子の物語。塩屋監督は、読み上げた手紙で次回作の構想があったことを明かしたが、「田中さんがいないと意味がない。彼女ありきの企画なので封印します」と、田中さんの早過ぎる死を悔やんだ。

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