お笑いタレントの出川哲朗が、今年で放送19年目を迎える子供向け番組『大！天才てれびくん』（NHK教育 月〜木曜 後6：20〜6：55）の司会に抜擢された。出川にとって、同局・民放含めて初めての司会業。同番組の製作総指揮を務める山田淳氏は「出川さんは、芸人としての実力もさることながら、子供のような純粋さがあって、子供の目線で共演者の子供たちと一緒に楽しんでくれる」と出川の起用理由を明かす。今年4月から一新されるタイトルや内容と共に、新司会者を迎えて新たな魅力を打ち出していく。

　笑いの神に愛される男・出川が、NHKで司会という新ジャンルに挑む。同番組は1993年4月に『天才てれびくん』というタイトルでスタート。小中学生からなる「てれび戦士」が視聴者と協力、ときには競いながらさまざまなミッションに挑む視聴者参加型番組として、子供を中心に幅広い世代から支持を集めている。

　過去にダチョウ倶楽部、キャイ〜ンといったお笑いタレントが務めていた司会の座を射止めた出川に対し、山田氏は「得意のフィールドだけでなく、出川さんにドキドキしながらやってもらいたい。大人のかっこいいところや、悪い所を素直に出していただきたい」と期待を込める。出川の天性の“噛み芸”や天然ぶりが発揮されれば「てれび戦士」から執拗に突っ込まれてイジられるやりとりも生まれそうだ。

　出川と鈴木あきえが司会を務める『大！天才てれびくん』は本日11日（月）よりスタート。