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『C』は『モノノ怪』や『空中ブランコ』で知られる中村健治監督の最新作。“金融街”という異世界に導かれたごく普通の大学2年生・余賀公麿が、アントレプレナーとなり「真朱」というアシェットとともに「取引(=バトル)」という熾烈な戦いに巻き込まれていく物語。
主人公・余賀公麿を演じる内山昂輝は、「今の日本の現代社会を描くということで、なかなか最近のアニメにはないなって興味をひかれたし、役柄の年齢もほぼピッタシで“オレがやるしかないだろっ”て、久しぶりにやる気みなぎってオーディションを受けました。いつも以上に気合いが入ってますので、空回りしないように気をつけます(笑)」とやる気充分。
戸松は、公麿のパートナーとして戦うアシェット・真朱を演じる。「中村監督の作品は『空中ブランコ』を毎週観ておりまして、いつかお仕事がしたいと思っていた矢先に『C』のオーディションがあって、気合い満々で受けたので、決まった時はすごく嬉しかったです。世界観を知りつくしている役で、一話の収録が始まる前に資料をいただきましたので、しっかり勉強して臨みたいです」
中村作品は4作目の常連、櫻井孝宏は公麿を金融街に導く真坂木役。「中村さんでしか描けない世界観や絵作り、言葉遣いを今回も楽しめるのかと思ったら期待で胸いっぱいです。お金を題材ということで、不況のこの世の中、お金の有難味だったり怖さだったりを、どう監督が描くのか楽しみにしています。かなりエキセントリックな役なので、楽しみながら演じたい」
公麿がほのかに想いを寄せる同級生・生田羽奈日を演じる牧野は、「普通オーディションは、スタジオに入って画面の方を向いてセリフを話すんですが、今回はミキサーのガラス窓の方に向かってお芝居をするというやり方で、これはきっと、どっかにすごくこだわりを秘めている作品なんだなと感じました。セリフも普通の10代〜20代前半の女の子たちが使う言葉がリアルに描かれているなと」作品に対する期待を語った。
『C』のオーディションについては、どの声優も普段と違うと感じた様子。お金がテーマの作品らしく、フリートークで「3億円もらったらどうしますか?」という質問もあったそうで、公麿と金融街で行動を共にする、三國壮一郎役の細見は「僕は猫を5匹飼っているんですけど、スゴイ猫アレルギーで。毎日死ぬ思いで暮らしてるんですけど、3億あったらもうちょっと広い家に住んで、できれば犬も一緒に飼って動物王国を作りたい」と答えたという。
三國のアシェット・Q役の後藤は「3億円あったら家族にお家を買います。マンション、いや“億ション”ですね(笑)。あとは家賃収入で。」といい、牧野も「家族で駅の近くに引っ越したい、残りは貯金」、櫻井は「“贅の限りを尽くした家を建てたい”というのを10分くらい喋り尽くしました。そうしたら音響監督の方に“リアルだね”って言われました」と、高額だけに“家”関係の回答が続出。
しかし戸松は、「私、好きな食べ物が生肉なんですけど、“とにかく生肉を死ぬまで食べたいデス!!”みたいにノリノリで言ったら、誰も笑ってなくて(笑)、傷つきました…あぁヤケドしたぁ!って」と今更ながら後悔をしていた。
作品に向けての意気込みを、「ヘンなキャラクターがたくさん出てくるんですけど、“普通の大学生がエライことに巻き込まれる”という形を作るために、ナチュラルな演技ができたらいいなと思っています。ビックリするような作品になっていると良いなと思うので、ご期待ください」と語った内山。アニメ『C』は4月よりフジテレビ「ノイタミナ」、関西テレビ、東海テレビ、BSフジで放送。
なお現在発売中の月刊デ☆ビュー4月号には、戸松遥が在籍する声優ユニット「スフィア」のインタビューを掲載。オーディションやデビュー前のエピソードなど、普段語られない話が満載のロングインタビューとなっている。また、スフィアを輩出したミュージックレインの『第2回スーパー声優オーディション』の応募要項も掲載されている。
■sphereに続け!! 第2回 ミュージックレイン スーパー声優オーディション
http://www.deview.co.jp/ds/search.html?cmd=view&id=9336&
■オーディション情報満載『WEBデ☆ビュー』HP
http://www.deview.co.jp/
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2011/03/08