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成宮版“尾崎豊”がクランクイン 初レコーディングで「尾崎さんになれた」

 1992年に急死したシンガー・ソングライター、尾崎豊さん(享年26)の半生を初めてドラマ化した『風の少年〜尾崎豊 永遠の伝説』(テレビ東京系)が22日、都内スタジオでクランクインした。尾崎さんを演じる俳優の成宮寛貴は「緊張してますね。シャツもズボンに入ってるし、ポケットの場所もいつもと違うし」と見事に再現された姿に照れ笑い。撮影前には尾崎さんと二人三脚で歩んできた音楽プロデューサー・須藤晃氏と人生初のレコーディングに臨み「魔法にかかったように、尾崎さんになったような気持ちになれた。撮影前にレコーディングできたことが、一番の役作りでしたね」と手応えを感じていた。

ドラマ『風の少年〜尾崎豊 永遠の伝説』(テレビ東京系)のクランクイン会見を行った成宮寛貴 (C)ORICON DD inc. 

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 同作は没後約20年の時を経て、尾崎さんの“語られることのなかった真実の姿”を綿密な取材と証言によって構築した実録ドラマ。須藤氏の著書『尾崎豊 覚え書き』を参考に、尾崎さんの誠実で真摯な生き方を感じさせるエピソードや、当時の時代背景を映しだしている。これまで「尾崎さんを演じられる適役がいない」ことでドラマ化が実現されなかったといい、今回の抜てきに須藤氏は「成宮さんがやるなら、ドラマとしてはほぼうまくいくと思ってる。嬉しかったり、ホッとした」と安堵の表情をうかべた。

 当初は大スターである“尾崎豊”を演じることに「ハードルが高すぎるような気がして、自分に出来るのかと自問自答した」と迷いがあったという成宮だが、芸能生活11年目に突入する今後のステップアップとして「ここからもう10年走るために、どんな作品やったらいいんだろうなと思って。ここはもう、尾崎さん、やってみようかな」と決心。「いくら準備しても不安で、まだ試行錯誤中」というなかで撮影がスタートし、「いま“役者やってる”感じがして楽しい。未知数な仕事をやりたかったので、そういうところに立ててるのが心地いいです」と笑顔をみせた。

 撮影前のレコーディングでは、尾崎さんの名曲「I LOVE YOU」「ダンスホール」「卒業」を熱唱。現場に立ち会った須藤氏は「ものすごく歌の表現力もあって、歌としても素晴らしい」と絶賛。“巨匠”とのレコーディングに成宮は「スタジオに着いたらいきなり歌わされて。1曲につき100回くらい歌うイメージがあったんですけど、3回しか歌わなくて…」とあっけにとられたという。また、成宮の歌唱した3曲は「途中から本気になってしまって…本気で作ったものを聴いてもらいたい」という須藤氏の要望から、着うたが3月19日より、着うたフルが同21日より配信される。

 BSジャパン開局10周年記念ドラマ『尾崎豊20thメモリアル イヤーズ特別企画「風の少年〜尾崎豊 永遠の伝説」』は、3月21日(祝・月)午後8時54分より放送。前日20日には、尾崎さんの生きざまや歌に影響を受けて生きる人々を追ったドキュメンタリー番組『放熱の彼方〜尾崎豊 知られざる伝説』(後8:54〜)も放送される。

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  • ドラマ『風の少年〜尾崎豊 永遠の伝説』(テレビ東京系)のクランクイン会見を行った成宮寛貴 (C)ORICON DD inc. 
  • ドラマ『風の少年〜尾崎豊 永遠の伝説』(テレビ東京系)のクランクイン会見を行った成宮寛貴(左)と須藤晃 (C)ORICON DD inc. 
  • ドラマ『風の少年〜尾崎豊 永遠の伝説』(テレビ東京系)のクランクイン会見を行った成宮寛貴 (C)ORICON DD inc. 

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