フランス出身で、国際的に活躍する女優ジュリエット・ビノシュ。日本でも熱狂的なファンを獲得した映画『ポンヌフの恋人』(レオス・カラックス監督、1991年)や、ベルリン国際映画祭最優秀女優賞(銀熊賞)、アカデミー助演女優賞を受賞した『イングリッシュ・ペイシェント』(1996年)など、メジャー映画から作家性の強い作品まで、これまでの出演作は実に多彩だ。昨年は『トスカーナの贋作』(アッバス・キアロスタミ監督、19日公開)でカンヌ国際映画祭主演女優賞を初受賞し、大女優としての貫禄の演技をみせた。
2011/02/18