女優の宮崎あおいと俳優の堺雅人が26日、東京・練馬区の東映東京撮影所内で撮影中の映画『ツレがうつになりまして。』(佐々部清監督、今秋公開)について会見した。NHK大河ドラマ『篤姫』以来2年半ぶりに夫婦役で再共演する同作は、夫のうつ病と向きあって暮らした実話をイラストで交えて綴った細川貂々の同名エッセイが原作。もし夫がうつ病になったら?という問いに既婚者の宮崎は「この物語の夫婦のように、大丈夫だよと言って、一緒に寄り添ってあげられたいいと思います」と共感を語った。
心因性のうつ病で満員電車に乗れなくなってしまう几帳面で生真面目なサラリーマンの夫・幹夫を演じる堺は、デリケートな題材について「うつ病について、わかったふりをするのではなく、多少生ぬるくても自分の手の届く範囲で演じようと思っています」との見解を述べ、「うつ病は特別な話ではないというメッセージ。6割の満足でうまくやっていくリアルな夫婦の形を示していると思う」と話した。
そんな夫を「頑張らなくてもいいよ」と受け止め、「ツレがうつになりまして、仕事を下さい!」と漫画を描いて生活を支える妻・晴子役の宮崎は「現場はアットホームな雰囲気。晴子さんは明るくゆるいキャラクターなので、私は現場でふらふら、ニコニコしています」と、撮影は快調に進んでいることをアピールした。
久しぶりの共演について宮崎は「いい意味で全然変わっていない。なんでだろう、どうしてだろうといつも考えている方(笑)。私は相変わらずそれを眺めている感じです」。堺は、「今回、病気を患っている役なので不安にならなければならないのですが、安心して不安になれる相手。3年前と変わらず、おんぶに抱っこでやっています」。
しかし、宮崎にとっては堺よりも登場人物たちがペットとして飼っているイグアナのイグが「最高のパートナーです」。堺も「助演男優賞をとれるんじゃないかな。いつもじっとしているのに、スタートの声がかかると動き出す。爬虫類ってすごい」と小さな名優に頭を下げた。ちなみに、約20分の会見中、イグは宮崎と堺の間に置かれた台の上でほぼ同じ姿勢をキープしていた。
原作が出版された当時から映画化を希望し、4年越しで撮影までこぎつけた佐々部監督は「うつ病は、日本が抱えている問題の一つかもしれないが、原作はそれをたくましく明るく描いている。この映画を世に出すことで、うつ病と戦っている方、その周りでサポートしている方、うつ病に関心を持っていない方にも知ってもらったり、応援するメッセージを贈りたい」と語っていた。
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心因性のうつ病で満員電車に乗れなくなってしまう几帳面で生真面目なサラリーマンの夫・幹夫を演じる堺は、デリケートな題材について「うつ病について、わかったふりをするのではなく、多少生ぬるくても自分の手の届く範囲で演じようと思っています」との見解を述べ、「うつ病は特別な話ではないというメッセージ。6割の満足でうまくやっていくリアルな夫婦の形を示していると思う」と話した。
そんな夫を「頑張らなくてもいいよ」と受け止め、「ツレがうつになりまして、仕事を下さい!」と漫画を描いて生活を支える妻・晴子役の宮崎は「現場はアットホームな雰囲気。晴子さんは明るくゆるいキャラクターなので、私は現場でふらふら、ニコニコしています」と、撮影は快調に進んでいることをアピールした。
久しぶりの共演について宮崎は「いい意味で全然変わっていない。なんでだろう、どうしてだろうといつも考えている方(笑)。私は相変わらずそれを眺めている感じです」。堺は、「今回、病気を患っている役なので不安にならなければならないのですが、安心して不安になれる相手。3年前と変わらず、おんぶに抱っこでやっています」。
しかし、宮崎にとっては堺よりも登場人物たちがペットとして飼っているイグアナのイグが「最高のパートナーです」。堺も「助演男優賞をとれるんじゃないかな。いつもじっとしているのに、スタートの声がかかると動き出す。爬虫類ってすごい」と小さな名優に頭を下げた。ちなみに、約20分の会見中、イグは宮崎と堺の間に置かれた台の上でほぼ同じ姿勢をキープしていた。
原作が出版された当時から映画化を希望し、4年越しで撮影までこぎつけた佐々部監督は「うつ病は、日本が抱えている問題の一つかもしれないが、原作はそれをたくましく明るく描いている。この映画を世に出すことで、うつ病と戦っている方、その周りでサポートしている方、うつ病に関心を持っていない方にも知ってもらったり、応援するメッセージを贈りたい」と語っていた。
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2011/01/26