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『情熱大陸』が直木賞作家・道尾秀介に密着 〜「今度の直木賞、獲ります」

 先日、小説『月と蟹』で直木賞を受賞した新鋭作家・道尾秀介が人気ドキュメンタリー番組『情熱大陸』(23日・後11時〜 MBS・TBS系)に出演する。会社務めのかたわら執筆した2004年のデビュー作『背の眼』(幻冬舎刊)で第5回ホラーサスペンス大賞特別賞を受賞し、 09年には直木賞に初ノミネート。その後、144回を数える同コンクール史上初の5度目のノミネートを経て、遂に“直木賞作家”となった。同番組は昨年の落選直後、道尾から漏れた「今度の直木賞、獲ります」の言葉に刺激され、7月密着取材を敢行。先日の発表当日の様子はもちろん、道尾自ら命名した「待機会」と呼ばれる選考結果の連絡を編集者らと待つ緊張の時間から授賞式へ向かうタクシーの中まで同行し、その素顔に迫る。

 二足のわらじで書き上げた『背の眼』で華々しくデビューし、06年以降は「第62回日本推理作家協会賞(長編部門)」、「山本周五郎賞受賞」をはじめ数々の賞レースで名前を轟かせた道尾は現在35歳。華奢な体型で人の良さそうな笑顔を持つが「文学賞を利用して自分を追い込んでるんです。いい作品を書くために」と言ってのけるなど、ビッグマウスの持ち主としても出版界では知られている。昨年、4度目の直木賞落選という苦杯を舐めたときにも、次は自分が獲るとカメラの前で豪語し、念願の授賞式の会場にもウォレットチェーンを付けたタイトなジーンズ姿で登場するなど、クールな一面がメディアでは取り上げられてきた。

 今回の放送のなかでは、すでに最後となった「待機会」へも密着。さぞ緊張した面持ちが撮れるかと思われたが、のんびりとお茶をしながら木製パズルで優雅に手遊びをする道尾の姿が納められ、念願の授賞式に向かうタクシーの中でも「もう待機会もできないのかなぁ」と寂しげに呟くなど至って冷静そのものだ。

 デビュー以後ほど無くして会社を辞め執筆業に専念してきた彼の執筆スタイルは年中無休。毎日かならず10枚の原稿を書くことをルールとし「それ以上書くと“筆が荒れる”。それ以下だと“怠慢”」と自分を律し、年間4冊の新刊を発表してきた。「毎回、書くたびに作品のクオリティは確実にあがっている」と、自分を追い込みながら有言実行を積み重ねてきたのだ。4回の落選と1度きりの受賞……自信家にみえる道尾の本心とは何なのか? 「書けなくなること?無いですね。自分の読みたいものを書いているだけなので」と断言する姿からは想像もできない、ビッグマウスの裏側に隠れてきた努力家の素顔が明らかになる。

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