俳優の高岡蒼甫（28）が12日、都内で開催されたお笑い芸人・木村祐一による第2回監督作品『ワラライフ!!』（1月29日公開）の試写会上映前の舞台あいさつに出席したが、最初にひと言あいさつした直後、突然舞台袖に下がってしまうハプニングがあった。

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　しばらくして、14日に30歳の誕生日を迎える村上純（しずる）に贈るサプライズの花束を抱えて舞台に戻った高岡は、何事もなかったように「日常の小さな幸せが、後のち大きな幸せになるってこと、自分がダメになったり、けがをしたときに、初めて日常の幸せに気づいたりする。幸せは日常に散りばめてあるんだな」と話した。

　舞台あいさつには木村監督、村上、高岡のほかに、出演の鈴木杏樹、田畑智子も出席。高岡のハプニングにも動じず、それぞれに“ワラライフ!!なエピソード”などを披露して観客を温かい笑いに包んだ。ワラライフとは、What a wonderful life!!の意で、小さな出来事に大きな幸せを感じた瞬間などに使う口語。

　東京でひとり暮らしをしている主人公・修一（村上）は、彼女・まり（香椎由宇）との結婚に向けて2人で住む部屋を探している。そんな折、修一の実家も引っ越すことになった。実家は北関東のとある街にあり、靴職人の父（吉川晃司）と専業主婦の母（鈴木）、2つ上の姉（田畑）、5歳離れた弟が住んでいる。生まれ育った家から荷物が運び出されていくのを見ながら修一はいろいろなことを思い出していく。

　村上は香椎との「イチャイチャしているシーン」が見どころと話し、「嬉しい気持ちをどんだけ押さえて演じていたか。（ひざ枕のシーンでは夫の）オダギリさんすいませんと思いながら、冷静に冷静にやりました」と、ニヤケそうになる顔を必死に抑えていた。

　産休中の香椎は「私自身にワラライフなことが起きました。ほっこりあったかくなる作品になっているので、観終わった後はワラライフな気分で帰ってください」と笑顔でビデオメッセージを寄せた。

　木村監督は「感動しています。ありがとうでは言い尽くせない気持ちでいっぱい。好き勝手にネタにするなり、忘れ去るなり、しまっておくなりしてください」と少し緊張した面持ちで話していた。

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