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12年ぶりドラマ出演・鈴木保奈美、「毎日反省ばかり」も“母性表現”には自信

 今月9日より放送開始のNHK大河ドラマ『江〜姫たちの戦国〜』で、12年ぶりにドラマ復帰を果たす女優・鈴木保奈美が、“母性”を前面に押し出した演技で魅せる。戦国武将・織田信長の妹にして浅井三姉妹の母・お市を演じる鈴木は、久々の演技に「毎日反省ばかり」と恐縮するものの、「撮影中は、女子高の部活ぐらい(キャストたちと)仲良しになって楽しい」と充実の表情。過去に数々の時代劇で描かれてきたお市を演じることについては「お市といえば夏目雅子さん(『おんな太閤記』・1981年大河ドラマ)」と、今は亡き名女優の名を挙げつつ、「もちろん、夏目さんと比べることはできないけど、唯一頑張れるのは、“母”としてのお市が見せられるところ」と胸を張った。

大河ドラマ『江〜姫たちの戦国〜』にお市として出演する鈴木保奈美(C)ORICON DD inc. 

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 私生活では3人の娘の母親である鈴木が、ドラマ復帰作で新たなお市の姿に迫る。兄・信長や織田家のために浅井家に嫁ぐお市は、浅井長政と激しい恋に落ち、3人の娘をもうける。しかし、織田家と浅井家の全面戦争によって愛する夫を亡くし、その後、柴田勝家と再婚するが秀吉によって勝家の居城は陥落、その生涯を終える。

 時代に翻弄された悲劇の女性にも映るお市だが、そんな彼女について鈴木は「とても幸せだったと思う」と語気を強める。「浅井長政と愛し合って、娘が3人も生まれ、柴田勝家にも愛された。信長の唯一の理解者は市だと(私は)思っている。そう思うと、魅力的な人生。短い時間を楽しめるだけ楽しめた人」と解釈し、自分なりに役のイメージを膨らませているようだ。

 同作で演じるお市は「“母”の部分が強調されている」と鈴木は語る。そして「3人の姫たちとのシーンが多い。女性として強くもあるけど、娘には甘いところがあって。今までの“毅然とした強い女性”というイメージと違うところがある。母としての心情で、つい末っ子に甘くなるところには『あ〜、わかる』ってなる」と共感する。

 お市の母性を表現することを楽しむ一方、プレッシャーも少なくないようで「思い通りにいかないのは相変わらずです」と鈴木は手で顔を覆った。そして「19歳くらいからお仕事を始めて反省以外のことはなかった。お恥ずかしい限りですが・・・」と振り返ったが、その一方「でも完璧な人はいないと自分を納得させています」と微笑み、ポジティブに同作と向き合っている様子をのぞかせた。

 鈴木が出演するのは、通常のドラマの1クール分に相当する1話から10話まで。今回の出演を機に、今後の女優としての展開にも期待が高まるところだが・・・。「今がいっぱいいっぱいでわかりませんが、いい形で続けていけたら。周りの方にお返しできる機会があれば、やってみたい」と鈴木は晴れやかな表情で語った。

 大河ドラマ『江〜姫たちの戦国〜』はNHK総合にて1月9日(日)午後8時よりスタート。初回のみ73分の拡大放送。

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