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ナイナイ岡村、先輩・東野にダメ出し「テレビとして成長しない」

 タレントの東野幸治が、後輩芸人のナインティナイン岡村隆史とスタッフ2人を引き連れて自由気ままに旅をする日本テレビ系『東野・岡村の旅猿 〜プライベートでごめんなさい〜』(毎週月 後11:58)。このほどDVD化が決まり、都内での取材会に出席した岡村は先輩・東野へダメ出し。自由が売りの番組とはいえ、自由すぎる東野のロケにマジメな岡村は「そうは言うてもテレビですから。東野さんだけだとテレビとして成長しない」とバッサリ斬り捨てて笑いを誘った。

『東野・岡村の旅猿 〜プライベートでごめんなさい〜』(日本テレビ系)のDVD発売を記念し、報道陣の取材に応じた(左から)東野幸治とナインティナイン・岡村隆史 (C)ORICON DD inc. 

『東野・岡村の旅猿 〜プライベートでごめんなさい〜』(日本テレビ系)のDVD発売を記念し、報道陣の取材に応じた(左から)東野幸治とナインティナイン・岡村隆史 (C)ORICON DD inc. 

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 番組は2008年にインド編がTBS系で放送され、2009年より日テレ系に移して中国・ベトナムへ旅行する特番形式で放送。今年10月11日からレギュラー化が決まったが、当初は岡村が体調不良で収録に間に合わなかったため、相方・矢部浩之が代理出演し「東野・矢部の旅猿 四国 酷道走破の旅」として放送された。番組の流れは、東野が岡村を喫茶店『ぶらじる』に呼び出し、東野が独断で決定した行き先を伝えるところからスタート。台本なしならではのハプニングや、テレビとしての演出を求めるスタッフと東野らの対立で爆笑を誘う。

 今回DVD化されるのは、番組初期の「中国の旅」(2月15日発売)と「ベトナムの旅」(3月15日発売)の2本。岡村は「ずっとカメラを回して(もカットされ)てもったいない映像もあるから、DVD化した方がいいって言ってた」と待望のDVD化。「東野さんがなかなか首を縦に振らないんで、説得するのに時間がかかった。やっと出せるようになった」と大喜びする一方、東野は番組人気を実感できていないのか「不毛なおっさん4人で中国をまわって誰が得すんのかなって」と冷静に分析した。

 ほかの旅番組と違った魅力には、東野が「タレントのわがままをかなえてくれる」と即答。「なんのミステイクか知らないけどスタッフが言うことを聞いてくれるんで、好きなこと言っていいみたいになってる」といい、「その国に行って、等身大で面白くなかったら『面白くない』もしくはノーコメントでいい」。岡村も「演出や仕込みを無視する。スタッフが良かれと思って仕込んでるのに、すべて無視」と語るように、旅番組の常識を覆す展開が人気の要因となっているという。

 ところが、プライベート感覚が売りとはいえ、東野が「(最低限の)演出や仕込みを無視する」と岡村は不満げ。さらに「歩くのが早いんでカメラが追いついてない。もうちょっとゆっくり歩いてほしい」と苦言を呈したが、当の東野は「僕はプライベート8割、仕事2割なんだけど、彼は7割仕事モード。だから僕の方が圧倒的に悪いように映ってる。もっとわがままになって」と懇願していた。

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