2010年の日本スポーツ界で最も活躍した選手を表彰する『第60回日本スポーツ賞』（読売新聞社制定）の選考会が22日、都内で行われ、今年9月の世界選手権（ロシア・モスクワ）で、大会8連覇を達成した女子レスリング・吉田沙保里選手が大賞に選ばれた。吉田選手の大賞受賞は3年ぶり2度目。表彰式は、来年1月14日にホテルオークラ東京で行われる。

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　吉田選手は、9月に行われた世界選手権で自身が持つ女子最多優勝記録を更新すると共に、五輪、世界選手権を合わせた連続優勝記録を10に伸ばした。同賞委員会では、長年にわたり国内のみならず世界でも安定した実力を発揮し、トップに君臨し続ける吉田選手を高く評価。その「努力、体力、精神力は評価に値する」として大賞に選出した。

　そのほか、2月のバンクーバー五輪で日本男子フィギュア初の銅メダルを獲得した高橋大輔選手が『オリンピック特別賞』を、11月のアジア競技大会（中国・広州）で陸上女子100m、200mで2冠を達成した福島千里選手が今後の期待を込めた『奨励賞』を受賞した。